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『食事のせいで、死なないために』2[心臓病]

食事のせいで、死なないために』から、極にゃみ的に気になった部分をピックアップしてみるシリーズその2。
アメリカにおける死因第一位は心臓病だそうだ。毎年40万人、83秒に一人が命を落としている。もし、感染症でこれだけの人数が死ぬとしたら、どえらい騒ぎになるだろう。パンデミックでパニック!は必須だ。

ところで、これは“防ぎようがない”病気なんだろうか。

答えは、「否」。

中国予防医学研究所、コーネル大学、オックスフォード大学による大規模共同研究(チャイナ・スタディ)によると、中国の農村部やアフリカの一部には、冠動脈性心疾患が「存在しないに等しい」ほど少ない地域があるそうだ。これらの地域に共通しているものは、「食」。穀物や野菜など、植物由来の食材が中心で、コレステロール値が非常に低いとか。

恐ろしいエピソードが紹介されている。
1953年に発表された研究で、朝鮮戦争で犠牲になった300名の兵士(平均年齢22歳)の遺体を解剖したところ、77%に、心臓病発症の原因となる「冠動脈アテローム性動脈硬化」が見られたという。
また、べつの研究で、事故による死者(3歳~26歳)の解剖を行ったところ、子どもたちのほとんどが、10歳頃までにすでに冠動脈アテローム性動脈硬化の第一段階である「脂肪線条」が認められたそうだ。それどころか、母親のLDLコレステロール値が高い場合は、胎児の動脈に病変が見られる可能性が高いことも判明しているそう。

そりゃー、アメリカ人、心疾患で死ぬわー。

原因となるのは、
・トランス脂肪酸(加工食品、肉、乳製品)
・飽和脂肪酸(動物性食品、スナック菓子など)
・食品製コレステロール(卵などの畜産食品)

犯人は主に肉と加工食品! アメリカっぽい不健康な食だった!
これらの摂取を減らし、代わりに、
・果物
・野菜
・全粒穀物
・豆
など、植物性食品を中心とした食事に切り換えると、たちまち症状が緩和するそうである。
「薬」もあるけど、副作用がある。菜食に副作用はない。どちらがお得だろうか。

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