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『食事のせいで、死なないために』11[感染症-2]

食事のせいで、死なないために』から、極にゃみ的に気になった部分のピックアップその11は感染症その2。

[腸内フローラ]
腸は免疫力の中でも大きな役割を占めているが、その立役者が、腸内細菌のうちの善玉菌(プロバイオティクス)。これらがご機嫌に働いてくれるように、彼らの好きな餌(プレバイオティクス)を適度に与えると、免疫力アップにつながる。具体的には、食物繊維。本書に繰り返し出てくる「未加工の植物性食品」の、生野菜や果物。これらには、食物繊維だけでなく、天然の乳酸菌がたくさん付着している。

[運動]
「食べ物」ではないが、免疫力をアップするのに重要なのが運動。子どもなら、6分間そこらへんを走り回るだけで、血中に循環している免疫細胞の活性度が50%も向上するという実験結果があるらしい。べつの研究では、あまり運動習慣のない高齢女性が、秋に上気道感染症になるリスクが50%で、その中から無作為に選ばれた女性たちが、一日30分のウォーキングをしたところ、リスクが20%に低下したそう。ただ、激しすぎるのはダメで、一定レベルを超えて負荷が高いと、逆に感染症リスクが高まる。ほどよい運動を続けることが重要。

ほかに、きのこを食べると免疫UPというネタも紹介されているが、壊れた原子炉から今も放射性物質がダダ洩れで垂れ流しのこの国で、きのこを食べることはあまり推奨できないと私は思う。産地を確かめたところで、榾木やおがくずがどこから来ているのか、腐葉土がどこから運ばれているのかわからない以上、毎回放射能検査をしているメーカーでもない限り、「健康のために食べる習慣を」と言うのはダメな気がする。(よく吟味し、たまに嗜好品的に食べるのはべつに、ある程度以上の年齢なら構わないと思うが)

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