『食事のせいで、死なないために』8[大腸がんと豆カリー]
『食事のせいで、死なないために』から、極にゃみ的に気になった部分のピックアップその8。
4章「消化器がんで死なないために」から。
体表を覆う「皮膚」の総表面積は、約1.85平方メートルだそう。
…それってアメリカ人の標準? 近頃さらに縮小傾向にあるにゃみにゃみ。の場合はそんなにないと思うけど。
それはさておき、人体は長い長い管である。身体の内部には、外側からは想像もつかないくらい広大なミクロの世界が存在している。
呼吸器である肺の内側の表面積は数十平方メートル、消化器である大腸だと数百平方メートルにも及ぶそうだ。(これはアジア人の方が大きいかもね。腸が長いから)
口から食べたものは、消化器を通って排出されるまでに、主に腸で必要な栄養素を吸収するわけだが、発がん性物質に直に触れるという意味では、消化器がリスクの最前線とも言える。中でも最も多い「大腸がん」は、平均的な人の場合20人に一人の割合で罹患するそうだ(アメリカ人の場合?)。
ただ、転移前に発見できさえすれば、5年生存率は90%。予後のいいがんと言えそうだが、初期に自覚症状がないのが問題で、50歳を越えたら、毎年便潜血検査を受けた方がいいらしい。(あ、こないだ、やっときゃよかったか…)
また、この病気も、国や地域で差が大きい。
大腸がんに限らないが、インドではがんの罹患率がアメリカと比較してかなり低いらしい。
その要因ではないかとされているのが、先日書いた「ターメリック」。ターメリックに含まれるクルクミンに、がんの進行を抑える効果があるらしい。
インドの人々にがんが少ないのは、スパイスのおかげというだけでなく、緑黄色野菜や豆類の摂取量が多いからかもしれないそうだ。これらの食品には、抗がん作用のある「フィチン酸」が多く含まれているとか。
「野菜が多く肉が少ない食事」と、「肉が多く野菜が少ない食事」では、大腸がんのリスクは8倍も違いが出るそうだ。ってコトは、サラダと豆カリーが最強なんじゃね?
今日のおひるごはん。テレビでやってた?玉ねぎカレーにレンズ豆をプラス。
添加物が多いカレールーじゃなくてスパイスカレーだったら完璧だったのにな!
「カレールー」は、トランス脂肪酸の牛脂や豚脂だけじゃなく、身体にも環境にも悪い飽和脂肪酸「パーム油」が使われてることが多いから、なるべく避けたい食品ですよ…
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