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『食事のせいで、死なないために』18[腎臓病]

食事のせいで、死なないために』から、極にゃみ的に気になった部分のピックアップその18は、腎臓病。

過去数十年で、罹患率の伸びが一番大きかった疾病のひとつが慢性腎疾患。死亡数は倍増しているそうだ。原因ははっきりしていて、肉と糖分の摂取過剰。とくに、加工食品に多く含まれる砂糖、ブドウ糖、果糖、コーンシロップ、そして飽和脂肪酸やトランス脂肪酸、コレステロール。

太古から、狩猟と採集で生き延びてきた人類が、動物性のタンパク質を摂取できる機会はそう多くなかった。そのため、身体はそういうふうに進化(適応)してきており、飢餓状態がデフォルト。現代のように肉や脂肪、糖質を連日大量に摂取するようにはできていない。そのせいで(肥満もそうだと思うけど)、負担がかかっているのが腎臓。気の毒に、キャパを超えた処理を延々やらされている状態なのだそう。

菜食中心の人の方が腎機能がよいことが多く、その理由は、これまではタンパク質の総摂取量が少ないせいだと思われてきたが、近年わかったことは、動物性たんぱく質は腎臓に大きな負担をかけるが、植物性たんぱく質はそうではないらしいということ。やっぱ大豆!豆腐とか納豆は最強…
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あ、今日のお昼は手作り豆腐店の店先で食べられる「ゆばうどん」でした…

動物性のたんぱく質には、メチオニンなどの含硫アミノ酸が含まれ、これらが体内で代謝されると、硫酸が産生される。一方、野菜や果物などはアルカリ性(塩基性)食品で、腎臓の酸の中和を助ける働きがある。
「食事性酸負荷」は、摂取する食品の酸・アルカリのバランスで決まる(食材のペーハーではない。ちょっと前に「うさんくさい説」認定された、アルカリ性食品でがんを防ぐ、とかの、あの酸性食品・アルカリ性食品)。
果物や野菜はアルカリ性食品、肉や卵やチーズは酸性食品。酸性の食事に偏ると、腎臓にダメージが起きて、長い目で見ると腎機能が低下していくそうだ。

激痛で知られる「腎臓結石」だが、これもまた、肉や魚を食べる率が高い人ほど罹患率が高く、菜食の人は低いそうですぜ。

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