『食事のせいで、死なないために』7[AGE]
『食事のせいで、死なないために』から、極にゃみ的に気になった部分のピックアップその7は、6に続く脳疾患その2。
本書にも、『老けない人は腹七分め』で紹介されていた「サーチュイン」の話が出てくる。本書では「サーチュイン遺伝子」ではなく「酵素」。サーチュインは、「健康な加齢と長寿を促進する酵素」で、医学で最も有望な分野だそうだ。
アルツハイマー病は、このサーチュインの[活性が失われると症状が現れる]/あるいは、[アルツハイマー病が、サーチュインの重要な防御機能を抑制してしまう]… 鶏が先か卵が先かわかんないけど、要はこのサーチュインの活性を保つことが重要ということ。
それに関わっているのが「AGE」=「終末糖化産物」=「老化毒素」=細胞組織の硬化、酸化ストレス、炎症などを引き起こし、老化を加速させる。←敵はこやつじゃ!排除するのじゃ!
AGEは、体内でもわずかに産生されるが、そのほとんどは自然に無毒化されるらしい。
影響を及ぼすものの大部分は、体外から取り込むもの。それは、たばこの煙と、肉や加工食品を揚げたり焼いたり炒めたりするときに産生されるもの。
食品のAGE含有量を比較すると、バーベキューチキン、ベーコン、直火焼きソーセージ、鶏肉のロースト、ステーキなどの肉料理がトップを占めている。(焼いたり、炙ったり、いぶしたりする系の肉がハイリスク…)
肉類、チーズ、加工度の高い食品は、概ね含有量が多く、穀物、野菜、豆などは少ない。同じ食品でも、焼くよりは煮る、茹でる方が少なくて済む。
けど、焼肉ジュージューが大好き♪ な、アノひとやアノひとやアノひとたちが、特別早く老け込むわけじゃない気はするなぁ…
まぁ、寿命にしろ病気にしろ、個人差がものすごく大きいし、遺伝に、生活スタイルに、環境に…と、影響する要素は限りなくある。はた目にはめっちゃ不健康なライフスタイルでも、健康そうな人もいるし、“健康にいいことなら死んでもいい”くらいのイキオイの健康オタクが、案外不健康だったりもするから、人間はなかなか不思議である。
美味しいものを我慢してまで長生きしたくない、というのも一つの卓見だが、とりあえず、「たばこ」と「ジュージュー」の煙は吸い込まないように気をつけよ。それと、なるべく野菜な!
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