『食事のせいで、死なないために』27[医者にかかって死なないために]
『食事のせいで、死なないために』から、ついに最終章。(な、長かった…)
アメリカでは、毎年約10万6千人が病院で処方された薬の副作用で死亡、「医療」がアメリカの死因トップ6位だそう。そしてこの数字は、“処方薬の副作用”によるものだけで、それ以外に、間違った薬剤投与で7千人、医療ミスによる死者が2万人、さらに院内感染で9万9千人が亡くなっているという…(毎年、ですぜ)
また、診断のための放射線もリスクが高い。レントゲンもそうだけど、CTスキャンは複数のX線でさまざまな角度から断面像を撮影するため、ふつうのレントゲン検査の数百倍の被ばくをすることになるそう。推定では、診断放射線によるがん患者は、毎年乳がんが2千800件、その他のがんが2万5千件。医療が病人を作っているのだ。
CT放射線によるがんで死亡する可能性のある子どもは毎年500人、女児の場合はさらにリスクが高く、150人に一人ががんを発症する可能性がある。胸部CTスキャン一回で、700本のたばこを吸ったのと同じだけのがん発症リスクに。「とりあえず撮っておきましょか」は避けられるなら避けたいもの。
ただ、放射線暴露による損傷は、抗酸化作用のある食べ物を摂ることで多少はリスク回避になるとか。やはり、緑黄色野菜やナッツ、果物… という本書定番のナチュラルな植物性食品。放射線予防に関しては、ホウレン草やケールなどの葉物野菜がとくにすぐれているとか。本書の著者は、飛行機に乗るときは「ケールチップス」を持ち込むことにしているそう。んなモノ、日本では見たことないけど。
そのほか、生姜、にんにく、ターメリック、くこなども効果があるかもしれないとのこと。
レモンバームのハーブティを飲む実験では、一日2杯飲み続けると、1か月ほどで血液中の抗酸化酵素の濃度が上昇し、DNA損傷が減少したそう。
また、薬の効果も限定的で、いろんな医薬品に頼るより、ハーブやスパイス、植物性食品をしっかり摂る方が効果的とのこと。
とりあえずアレだ。ニンニクと生姜をたっぷり入れた豆カレーと、デザートには柑橘類、おやつはナッツとハーブティ。コーヒーも一日3杯飲んで、アルコール飲むなら赤ワイン1杯。あとは肉はできるだけ控えて、とくにベーコン、ハム、ソーセージは避ける。サプリメントなんかを飲まずに野菜は毎食必ず食べる。んな感じかな。あ、あと、医者にはなるべくかからずに済むようにするコト。飛行機にはなるべく乗らない。
やっぱ楽しく運動して免疫上げるのが一番やな。山へ行こー。
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