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医師が教える「体にいい食事・悪い食事」

最近話題の「マリトッツォ」を食べてみた。
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元はローマ時代発祥の素朴なドルチェだそうで、近代になってからクリームをたっぷりはさむこのようなスタイルになったとか。

60年代のイタリアの詩人、Ignazio Sfioneが、「コレステロールが上がろうが、医者がダメだと言おうが、かぶりつくのだ!」と詠ったとかなんとか。そう、カラダに悪いものほど悪魔的に美味しいんだよね。

食事のせいで、死なないために』という、ちょー分厚い書物を、27回にわけて極にゃみ的要約でまとめたエントリを「食養生」というカテゴリを新たに作って格納したのだが、せっかくなので、このカテゴリに(気が向いたら)新しい情報を(ぼちぼち)足していこうかなどと。手始めに、『食事のせいで…』の内容を補完(あるいは裏打ち)する感じながら、少し新しい記事を。

「ダイヤモンドオンライン」から
★医師が教える「体にいい食事・悪い食事」最新エビデンスベース決定版…ココ 

「新しい」と言っても、2020年4月にUPされた記事なので、さらにアップデートされた内容がどこかにあるかもしれないけど。
一応この記事では、“最新エビデンスベース決定版”と銘打っている。

・医学的根拠に基づいた本当に体にいい食品は、
 「オリーブオイル、ナッツ類、魚、野菜、果物」。いわゆる“地中海式”
・炭水化物は茶色いもの(精製していないもの)を
・魚は一切れ
・肉はやはり身体に悪い。牛、豚、羊、馬などの肉と、ハムやベーコン・ソーセージなどの加工肉はなるべく避けた方がいい
・卵は、日に1個以上はよくない。週に6個までなら許容範囲
・鶏肉は(魚のように)よいというエビデンスはないが、害があるというデータもない

というわけで、『食事のせいで、死なないために』とは、同じ内容と異なる内容がある。
ベネフィット・リスク評価は、どの情報を信じて、どのように判断するのか、難しいところだが、
・明らかにリスクが高い ことは避けた方がいいだろうけど、
・さほどリスクが高くない ならば、
「美味しくて食べたらシアワセになる」なら、ベネフィットの方が大きいかもしれない。

「がんとか病になるのは絶対にイヤ、リスクはすべて回避する」のであればリスクのある食材をすべて避けてヴィーガンになればいいし、
「〇年後にがんになるとしても、もう生きてないよなぁ」と思うなら、そこそこでいいのかもしれない。
「酒を飲みすぎるとアル中になるし、肝臓がんになるし、肝硬変にもなるだろうけど、その前に、らもさんみたいに階段から落ちて死んだら話が早いぞ」ってのもアリだと思うし、価値観はホントに人それぞれだから。

私は、元々肉が食べられないヒトだから、リスクを取ってまで肉は食べなくていいし、「食べられないわけではない」加工肉はこれからはなるべく避けるだろうし(出されたら食べると思う)。
卵はまーまー食べてもいいかなと思ってるけど、日本の鶏と卵の実態から、アニマルウェルフェア(動物福祉)のことだって意識はしておかないとと思う。買うなら平飼いのたまごかな。

食べ物=自分の身体、なんだけど、その自分のカラダを養うもののために、ナニカ(環境とか、搾取される人々とか、生き物とか)を大きく毀損しているとしたら、それはそれで(私は)困るのだ。

穀物を飼料として大量に消費する「牛」を食べるのをやめれば、人類のすべてが飢餓から逃れられるという話だってあるし、アメリカ人の不健康な胃袋を満たす牛肉のために、アマゾンの熱帯雨林が消えていっているという現実もあり、“ファーマゲドン”についても考えないと…。自分自身の健康も大事だけど、エシカルであることもまた、自分にとっては大事なコトなので。 

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