「木灰そば太陽人」@六甲道
昔の沖縄では、家のかまどに残ったガジュマルの木の灰を水に溶かして「かん水」代わりに麺を打っていたらしい。
これが「木灰そば」で、コシのある美味しい麺ができるとか。非常に手間がかかるため、沖縄でも出しているお店は数えるほどになったそうだが、本格的な木灰そばが神戸で食べられるようになったのだ。
「ソーキ売り切れました」の看板が出ていて、ソーキは別売と知って一安心(すんまへん)。
基本メニューの「木灰そば」は、トッピングは針生姜と葱だけ。鰹節の花削りが別盛りで添えられ、途中でかけて味変を楽しめる。透き通ったスープはとても上品で、思わずすべて飲み干してしまうほどの美味しさ。コレはリピ確定。
沖縄の島胡椒ピパーツ、こーれーぐすも置いてあった。沖縄っぽくていいな。
早くオリオンビールが飲めるようになるといいな。
※「かん水」とは、炭酸ナトリウムや炭酸カリウムなどを主成分としたアルカリ塩のことで、小麦粉のグルテンに作用して収斂させ、コシと弾力と風味をつける。現代では合成されたものがほとんどだが、元々は、内モンゴル奥地の鹹湖の水で打っていたのが、中華麵の元祖といわれている。中国の文化が伝わった沖縄や八重山諸島では、かん水が入手しにくかったので、伝統的に、似た性質を持つ木灰を使ってきたらしい。
| 固定リンク
コメント