『六甲山地東お多福山草原の移り変わり』
ほぼひきこもり。東お多福山草原保全・再生研究会の本の紹介でも。
「兵庫県立人と自然の博物館」橋本佳延先生がまとめられた稀少な資料。
東お多福山草原保全・再生研究会は、「ブナを植える会」「こうべ森の学校」「日本山岳会関西支部」「芦屋森の会」ほか、いくつかのボランティア団体と、神戸植生研究会などが2007年から取り組んできた環境保全活動。産業革命以前は、山麓の村々の入会地で、茅場として利用されてきた歴史があり、広大な草原の山だった。定期的な刈り取りをしなくなった結果、植生が変化し、やがてネザサが全面を覆う状態となった。生物多様性の乏しい環境となっていた。
1970年代頃は、広々としたススキ草原。70年代の少女… 私と同世代。幼き日のにゃみにゃみ。も、そのへんをうろうろしてた。にゃみ父に見せたら、とても懐かしがっていた。
うっそうとして景色が見えない山頂北側も、かつてはこんな感じだったらしい。
なかなか興味深い一冊。
『古写真から紐解く六甲山地東お多福山草原の移り変わり』
橋本佳延 著
東お多福山草原保全・再生研究会 編
2016年2月発行
ちなみに、
★秋の草原性植物の花が咲いている東お多福山はこんな感じです。
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