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ヤマケイ新書『失敗から学ぶ登山術』『山岳気象遭難の真実』

割と最近刊行されたヤマケイ新書2冊を読んでみた。
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『失敗から学ぶ登山術 トラブルを防ぐカギは計画と準備にあり』
 大武仁 著
 山と渓谷社 刊
 2021年10月 初版発行

『山岳気象遭難の真実 過去と未来を繋いで遭難事故をなくす』
大矢康裕 著 吉野純 監修
山と渓谷社 刊
2021年9月 初版発行

『失敗から学ぶ登山術』の方は、“ありそうな失敗例”を列挙し(実例なのかどうかは知らんけど)、計画段階から失敗の要素を排除して遭難を防ごうという趣旨の一冊。どの事例も、誰も死なないので、まぁ心やすらかに読める。これから登山を始めてみたいけれど、どんなリスクがあるのか想像できない… という向きにはよいかもしれない。ある程度やってる人からすると、「まー、あるよねー、そーだよねー」という感じ?

『山岳気象遭難の真実』の方は、登山活動と並行して、山岳気象研究を続けてこられた大矢康裕氏(←リンクはTwitter)による著書。
爆弾低気圧、豪雨、落雷、異常高温、台風、豪雪などで起きる“気象遭難”を防ぐための知識をわかりやすく解説している。過去のよく知られた気象遭難について、どういう状況で遭難に至ったのか、を気象要素から解説。そして、どうすれば遭難に至らず助かったのか、ということも書かれているのがとても興味深い。

ここ数年、異常気象が頻発しており、地球規模での大きな気候変動の局面にあることは誰の目にも明らかだが、このまま変動が進んでいくと将来、山岳気象はどうなるのか、ということを考察しているのも面白い。

著者は、会社勤めをしながら気象予報士の資格を取得し、「ペンギンおやじのお天気ブログ」を通じて山岳防災にも取り組んでおられる。極にゃみ的には、数年前からTwitterをフォローしていて、日常的に気象情報を活用させてもらっている。リアル知り合いではないのだけど、毎日tweetをみてると、なんだか旧知の方のような錯覚をしてしまうもので…

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