信濃路ロケハン day-2 虫地獄編
スルーハイクは昨日のうちにあきらめてたので、朝いちばんのバスでワープ。
が、朝から暑いし、一の鳥居どころか、聖域の入り口的な宝光社スタートもパスして、中社起点に。さすがに標高1200m超えの高原の森の中は涼しかったのだが…
池を巡る散策路を探索しようとしたら、アブ集団が襲撃してきた。
払っても、逃げても、執拗に追いかけて来た。猛ダッシュで車道へ出たけど、ずっとついてくる。
着衣の上から容赦なく噛みついてくるので、背中を襲撃されることを覚悟してザックを下ろし、レインウェアを出して着込んだ(暑いんだけど、それどころじゃない)。
手首など、届く範囲の傷口をポイズンリムーバーで吸いながら逃げたけど、吸引カップに点々と血が…
袖口に食いついてきたアブを叩きつぶしたら、アブの体液が袖に滲みついて、ゲゲッと思ったけど、大半は私の血やんか。
腕に黄色い注射器みたいなものをくっつけて、暑いのにレインジャケット着込んで、うちわを振り回しながら走ってるヒト… かなりコワい。
車道を走ってるときにすれ違ったクルマの人は、狂人かと思ったんじゃないだろうか。
現場を離脱するために、ヒッチハイクしようかとチラッと思ったのだけど、こんなヤバそうなヒトが手を上げたって絶対誰も停まってくれない。
それに、以前この地でアブ集団に襲われた時、停め置きのクルマに逃げ込んだら、アブも入ってきてみんながパニックになったことを思い出してあきらめた。
15分くらい車道を走って、とりあえず奥社前バス停のトイレに避難。
何匹か入ってきたけど、うちわで撃退して、ようやく一息。
完全に戦意喪失したけど、もう1か所ロケハンしておくべきポイントがあるので、気を取り直して再び外へ出て、メイン車道からそれたらまたしてもアブ集団… もーイヤ。おうちに帰りたい…
戸隠高原は、エゾアジサイが美しく咲いていた。
「涼しい高原で心地よい散策」をしながらゆったり眺めるはずが… 写真撮ろうと静止すると虫に刺されるので、写真がほとんどない。
とりあえず、バス停前の茶店が開店したので、店内に退避。完全に戦意喪失。
ムヒアルファEXをぬりぬりしながら、早々に退散することにした。
で、ふとトイレに行ったら… 脚の付け根にまたアイツがくっついてる…orz
またしても、なマダニ。
昨日、トレイルが草ぼうぼうで、「マダニがいそうでイヤだよねぇ」と言いながら歩いてた。
お風呂でちゃんとチェックしたのに、やっぱりどこかにくっついていたらしい。
夜中のうちにか、今日歩き始めてからかはわからないけど、“お気に入りの場所”まで歩いてきて口を突っ込んだ模様。
まだ吸血開始からさほど時間が経過してないようだったけど、軽く引っ張っても取れないし、ムヒアルファをこってり塗り込んで、温泉へ。
バス移動しているうちに絶命したかなと思って、脱衣場で再度取ろうと思ったけど、やっぱり取れない。半裸のオバサン二人が怪しい行為?をしていたら、スタッフの方が「どうしました?」と声をかけてくださった。
事情を説明したら、ピンセットを貸してくれて、おかげさまで無事取れた。口器が残ってるかはわからないけど、あとで確認できるよう、とりあえずセロテープにくっつけて持ち帰ることに。
se-koさんがトレイルの整備をしている方に連絡すると、「あのへんにはササダニっていうのがいる」とのこと。
見た感じ、たぶんマダニのことだと思うけど…
マサカ、新しく整備されたというトレイルでこんなことになるとは。こんな時期に歩くものじゃないと改めて思うなど。季節のチョイスは大切。ただ、下見だと、どうしても適期ではないときになりがちなのはどうしようもないんだけど…真夏の低山はアカン。いろいろ危険すぎる。
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