花の時期が変わってきている
今回の山旅は、お花のベストシーズンを狙ったつもりの日程だったのだけど、なんだかこれまでと違う。
ちょうど花盛りかなと思ってたチングルマはすっかり綿毛。三日目の風吹天狗原は、一面のワタスゲを期待してたけど、ほとんど終わってた。
8月下旬のイメージがあるオヤマリンドウがもうつぼみを上げてた。ツルリンドウもたくさん咲いてた。
全体的に季節が早い印象で、お盆明けくらいの感じ。もちろん場所によるし、雪渓や雪田が遅くまで残ってたところは、まだ芽吹きだったりもするので、春と夏と秋が同居している。もちろん、高山は一年のうち半分が冬で、雪解けから次の降雪までに季節がぎゅっと凝縮しているのが特徴なのだけど…
やっぱり、温暖化の影響が大きいような気がする。小屋番のお兄さんも、今年はいろいろと異常だと語っていた。
花や植物が例年と違うのは、高山に限らない。ここ数年、近郊の低山や市街地でも感じていること。
熱帯夜や猛暑日が多くなり、異常なほどの大雨が降る。そういった目に見える個々の現象だけじゃなく、生態系全体がおかしくなってきている。個人にできることは限られているかもしれないけど、小さなアクションを積み重ねていくことが重要なんだと思う。
★IPCC(気候変動に関する政府間パネル)報告書からわかる気候変動の影響について知っておくべき5つのこと…ココ!
『できる範囲で、できることをしよう』という心持ちではもはや解決できないところまで来ている、という指摘もあるが、一個人としては、自分にできることを粛々とやっていくしかしかたがないのでは。例えば、少しでも化石資源を無駄にしないこと。無駄に電気を使わない、ペットボトルなどの使い捨てをなるべく減らす。なるべく公共交通機関を利用する、マイカーを運転するときはふんわりアクセル。……ホントに微々たることなんだけど。
「気候変動と熱中症対策」も参考になります。
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