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「二十六夜待ち」と「三体の月」

8月23日は、旧暦7月26日、二十四節気の「処暑」。
本来は、厳しい暑さの峠を越して、涼しくなる頃合いなのだけど… やっぱ暑い。

この日の月、「二十六夜月」は、新月に近い細い三日月で、夜も更けてから昇ってくる。そのとき、一瞬だけ3体に分かれると言う伝承がある。かつて、その瞬間を見るために、東がひらけた高台などに登って、飲み食いしながら月の出を待つ「二十六夜待ち」という行事があったらしい。江戸っ子の風流な遊びだったそうだが、徳島県上勝町にも三体月の伝承がある。
棚田で有名な樫原地区では、古くから集落の裏手にあるこんもりとした小山の上にある秋葉神社で、三体月を見るのだとか。かつては県内各地で行われていたが、今ではこの樫原地区だけらしい。
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阿波國プチ旅で山犬嶽に登ったときに見た6月の棚田。
下見で行ったとき、その秋葉神社にも登ってみたけど、ぜんぜん視界が開けてなくて、月が見えそうな気はしなかったけど… ホントに今でもやってるのかな?

三体月は上勝町のマークにも使われていて、町営の月ヶ谷温泉「月の宿」の名前もそこから来てると思う。
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三体月とは、阿弥陀如来・観世音菩薩・勢至菩薩の三尊の姿なのだそう。
熊野古道の中辺路でも三体月伝説があって、こちらは夏じゃなくて秋。高尾山で11月23日に三体月が見られるそう。

秋の熊野と言えば、今年は「旅座」のツアーが復活。
貸し切りバスの機動性を生かして、熊野三山に1泊2日で詣でます。熊野古道のハイライトを歩くほか、二日目は「神倉さん」へ早朝登山を予定。雄大な熊野灘から昇るご来光を眺めます。こんな美味しいとこどりなツアー、ちょっとないですよ。なんたって熊野工作員が企画してますからねー。

2011年9月、ランドネのロケで南紀大水害の直後に訪れたことがきっかけで、半年間に10回熊野に通った。以後もたびたび熊野ツアーを企画して、皆さまを熊野へ。2022早春の中辺路以来、久々の工作員活動。

★秋の熊野旅2022…ココ ※まだ空席あります。ご予定合えばぜひ。

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