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「マコモダケ」

タケノコではない。きのこでもない。もちろんドコモダケでもない。
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イネ科マコモ属の多年草「マコモ(真菰)」の根元が共生菌の作用で肥大したものを「マコモダケ」と呼び、食用にする。

売ってるのを見るのは珍しいので、先日奈良の道の駅でみつけて思わず買ってしまった。

日本を含むアジア地域に広く分布している植物で、北米大陸にも近縁種が自生。種子は古くから穀物として利用されており、現在もアメリカインディアンは「ワイルドライス」と呼んで食用にしているとか。

葦や蒲の仲間で、水辺に群生するが、日本では古くから「神宿る草」として万葉集や古事記にも登場。
主に、神社のしめ縄や(夏越の祓などで使用する)茅の輪を作るのに使われてきた。神聖な植物であり、浄化、毒素排出の効果もあるとされ、葉を煎じて飲んだり、 菖蒲湯のようにお風呂に入れたりもする習慣もあったらしい。

古くは、お釈迦様が病人の治療のために、マコモでムシロを編んだと伝わり、藁ではなくマコモで編むのが真のムシロ、ということで「真菰」と呼ばれるようになったとか。

草丈2mほどにもなる巨大な植物なのだが、黒穂菌の一種が寄生すると、茎部が肥大する。これが「真菰筍(マコモダケ)」。
パッと見た感じ、ハチクに似てるかな。緑色の葉?を剥いて、中の白い茎の部分を食べる。
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しゃきしゃきした食感で、生でかじると少し甘さも感じる。スライスしてサラダにしたり、さっと炒めたり、揚げ物にも合うらしい。タケノコほど硬くはないし、アクもクセもないので、いろいろ応用できそう。
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ところどころにある黒い斑点が、黒穂菌の胞子。黒い斑点があるものも、食べられるけど、多少食味が落ちるらしいのだが、食べてもあんまり違いがわかんなかった。この黒い色素は「マコモズミ」と呼ばれ、お歯黒や眉墨などに使われていたとか。漆器などの顔料としても利用されているらしい。

全国どこにでも生えていたらしいマコモだが、いつの間にか生える場所が激減。絶滅が危惧される?ような状態だったそうだが、この植物には水や空気を浄化する作用があるということで、休耕田などを利用して、全国各地で栽培が広がりつつあるのだとか。
食べて美味しく、カラダによい成分も含まれているそうなので、どこかで見つけたらぜひ。収穫期は9月~11月頃だそうです。

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