欲望と執着と。終わらない断捨離。
20年くらいまえに、友人のお古をもらって、こんなにえらいことになってるのに、ちょい前の大リストラでも手放せなかった。もはや“付喪神”になってるかもしれない。物干し場で風にはためきながらケケケと笑ってたりして。
じつは、極にゃみ的には、物欲はほぼない。
若いころはそれなりにあったけど、最近はあまり「コレが欲しい!」とか思わなくなってきた。
もちろん日々買い物はするけど、それは「ほしいから」じゃなくて、「必要だから」。
物欲はないけど、何かのご縁で手元に来たものが気に入ると、ハンパなく執着してしまう。
「なんでそれがそんなにお気に入り?」と、たぶん誰にも理解できないと思う。
ものすごく古びてたり、ヨレヨレだったり、小汚いものをいつまでも持ってるのは、そーゆーワケです。
「所有したい」と思うものに出会うことがなくはないけれど、うっかり気に入ってしまうと捨てられなくなるので、それが怖くて欲しいと思わなくなってきたんだと思う。
ところで。
食欲だけは意地汚いほどにあるけど、胃が縮んでるのか消化力が劣化してるのか、あまり食べられなくなってきた。
無理して食べると、ものすごくカラダに負担がかかってるのがわかる。
50歳になったときに、人間の耐用年数は50年で設計されてるんじゃないだろうか、とカラダで実感して、侘しい気分になったけど、60歳を超えて、フィジカルもメンタルも「老いていく」ことをわりとナチュラルに受け止められるようになってきた。
「老眼?ナニそれ?」って思ってたけど、細かいコンターラインは見えなくなってきてるし、足腰はそれなりに強いつもりでも、思わぬケガもする。瞬発力が一番落ちてる感があるけど、たぶん筋力も持久力もすべて衰えているのだと思う。おそらく、免疫力だって落ちてきているはずだから、いろいろ気を付けないとと思う。
断捨離…… がんばらないとなんだけど。
| 固定リンク
コメント