「決意」

決意、ですか。

“昨年12月に閣議決定された安保戦略は、反撃能力（敵基地攻撃能力）の保有を盛り込み「国家としての力の発揮は国民の決意から始まる」と明記した”。

は？？？　
しれっと報道されてるけど、これ、とんでもないんですけど。

それを、またしてもジミントーのお家芸、カクギケッテーですか。
国会閉会中に。
「ふざけんな！」

一億玉砕、国民総動員かよ。軍国主義国家に逆戻りしようとしてるじゃないか。

政府が「国家としての力の発揮は国民の決意から始まる」なんて言い出す国は、民主主義国家じゃないし、平和主義を完全に放棄している。
国防への覚悟を決めろとかって、さきの戦争のことを完全に忘れたのかボケたのか。
戦争を知らない世代ばかりになったら危険、って誰かが言ってたけど、ホントにそうだな。戦後80年かけて築き上げてきた平和国家としてのこの国の土台をぶち壊す悪魔の所業。気が狂ったとしか思えない。

軍備増強より、すべきことは戦争回避のための外交である。
「絶対に戦争だけはしないで国民を守り抜くこと」が政治の役割だ。本来の役割を放棄して何の戯言。
大事なことなんで、も一度言う、ふ・ざ・け・ん・な！

決意、新たにしました。
絶対に戦争だけはしてはいけない。何が何でも戦争には反対する。

「日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであって、平和を愛する諸国民の公正と信義を信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した」

私は、この国の憲法を誇りに思っている。

映像作家・アーティスト・クリエーター集団「NOddIN」(ノディン）によるアニメーション『戦争のつくりかた』。
まだ見てない方はぜひ。

絵本版『戦争のつくりかた』は2004年に出版され、自費出版も含めると約14万部のロングセラーとなったが、現在書店での取り扱いはないらしい。コチラのサイトで閲覧できます。

最初に見た時、そういう流れはあるかもな、気を付けないとなって思ったけど、「あるかも」どころじゃない。
いまこの国は、8/33まで来てるよ。あと少しだよ。本気で止めないと。

何よりヤバいのがマスコミ。大手マスコミはすでに本来の仕事を放棄してる。こんなに危険なことを、フツーのコトのよーに淡々と報じてるだけ。それじゃ政府の広報だろう。

建国以来ずーっとほぼほぼ戦争をしてる国とミョーな親密感を演出しつつ、なんか首根っこ掴まれて喜んでるお方がいるけど…
「的確な情報がない中で恐怖心を煽り、“仮想の敵”を仕立て上げて人々を戦争へと駆り立てる」ってのがアノ国のお家芸だよ。
アノ国の事情に詳しい堤未果さんの『社会の真実の見つけかた』に書いてあるけどな。
時代遅れのポンコツトマホークなんて何の役にも立たないよ。