“雪の女王”に逢いに

我らがウラヤマ摩耶山が、“ゆきまや”になってた。

雪が積もってる中「マヤ遺跡ガイドウォーク」へ。

廃墟の女王は雪をまとって真っ白。

日ごろはセキュリティが厳しくて立ち入れない（入れなくはないけど、監視カメラが常時録画をしていて、動くものを検知すると即座に灘警察署にデータが飛ぶ仕組み）。今日はガイドツアーのほか、NHK番組の取材も入ってて、ドローンも飛びまくり。４Kで撮影してるらしい。

もちろんガイドはナディストさん。土木部のユニフォームで、参加者も土木工事用のヘルメットを着用。

一部、天井などからの落下物を防ぐ対策ができたので、今回は内部にも入れて、展望テラスまでご案内いただいた。
やっぱりデザインが美しいし、廃墟ながら、すごい存在感。意匠の素晴らしさが文化財指定の大きな要因だったとか。
映画「デスノート」のロケ地としても知られているけど、ほかにもけっこうロケ地となったらしい。何という作品か聞いて忘れたけど、今もホールの真ん中にぽつんと残されてる椅子には、吉川晃司が座ってて、そこへ浅野ゆう子が入ってくる…というシーンもあったとか（ナディスト談）。

しかし、これを建設するために地形を改変したことが、のちの災害の原因となったとも言われているらしい。
盛り土ではないけど、削った土を谷に落としたのかな？
そして、建物の強度もさることながら、建ってる地面そのものがもしかするとヤバいかもとのこと。豪雨などで地盤がゆるんだりすると、もしかして…？

「マヤ遺跡ガイドウォーク」には何回も参加してるけど、毎回趣向が異なり、面白いなと思う。
ここでの廃墟ツアーを始めて7年くらい経つらしいのだけど、こんな雪景色は初めてだとか。いい日に来れた。