道端などで増殖中「ランタナ」

近年、外来種がいろいろ目につくけれど、これもそのひとつ。

園芸用に移入したら、勝手に逸脱してどんどん増えるよくあるパターン。
南米原産、クマツヅラ科シチヘンゲ属の多年草。

熱帯生まれなので、寒い冬は越冬できなかったのが、近年の温暖化のせいなのか、道端でもけっこう越冬してる株をみかけるようになってきた。

花の色もいろいろあって、どれもきれいでかわいいのだけど、毒性がある。
害虫駆除剤に使われるピレトリンを含むので、虫除け効果も期待できるけど、人体にも有害。
花が終わると黒い実がたくさんなる。果肉は甘くて美味しいらしいらしいのだが、タネには毒があるので食べることはできない。
鳥散布で、鳥は上手に果肉をいただいて、タネをあちこちに落として回る。
「世界の侵略的外来種ワースト１００」の一つ。 今のところ駆除対象にはなってないけど、要注意ではある。