【御嶽山】二ノ池ヒュッテ&五ノ池小屋
元は、二ノ池小屋の新館として建てられたようだが、今は別経営みたい。
いろいろこだわりもあるようで、一度泊まってみたかった。
この日は平日でもあり、宿泊者は2名のみ。
予約時に言うべきだったんだけど、チェックイン時に
「肉がダメなんで、抜いてもらえますか」と言ってみたら、
「メインはチキンで、それを抜くとちょっと…」とのこと。
もも肉なら、ほんの少しなら頑張れば食べられなくはないので、通常3切れのところ、小さめのを一切れだけ盛ってもらうことに。
生野菜、ポテトサラダ、人参ラぺ、メインのチキンのトマト煮、スープと小さいドルチェ&ワイン。
デフォルトは右端のチキンがもっと大きいのが3つ!!かなりゴージャスだと思う。
トマトソースは、野菜もたっぷり、クミンが効いてて、とてもセンスのいいお味。サラダもスープも美味しかった。
小屋はかなり広くて、標高の高いところにあるだけに寒いのだけど、こたつ席を用意してくださってて、食事のときはストーブも焚いてくれた。
霊山・御嶽の山小屋らしく、ちゃんとこういうトラディショナルな部分もある。書籍もいろいろあって、御嶽山の歴史や自然などが学べる。
この日は、夜はかなり冷え込んで、宿泊者が少ないこともあってか小屋の中も寒くて、めっちゃ分厚いふとんを被って寝た。インナーシーツは持参が基本。あと、お茶用のマイコップを持ってきてくださいと言われた。
朝ごはんは、雑穀米のごはんにおかずがいろいろ、味噌汁も美味しかった。ごはんと味噌汁はお代わりOK。もちろん両方バッチリおかわりした。
二日目。濁河温泉へ往復する計画で、「五ノ池小屋」に宿泊。
(今回の山行はココに泊まるのがメインの目的だった疑惑は否めない。)
五ノ池のほとりに面して建っていて、とても新しくて設備も素晴らしい。経営を任されている方の手腕がすごいのかな。とてもよい小屋だった。平日にも関わらず、ほぼ満室。食事は1回転では無理で、2回に分けてた。
地元食材を使った夕食。この日のデフォルトは塩麴漬けのポークソテー。これに野菜たっぷりのスープが付く。
チェックイン時に「肉がダメなんで、抜いてください」と言ってみたら、少し考えて、
「今日はべつのものをご用意できます。予約時に申し出ていただけたら対応できるので、次回からそうしてもらえると…」とのこと。
で、出してもらったのがお魚の塩麴ホイル焼き。ホイルが雷鳥の形に成形されててとても可愛い。この日は連泊のお客さんがいて、その方と同じだった。連泊の方はこれに鍋物がついてたけど、私なら食べきれないかも…
お料理はどれもとても美味だった。
夕食後、名物の薪ストーブで焼いたピザが配られる。サクサクの生地とチーズ、トマト、ソーセージ、バジルというシンプルな具材が美味しい。
「肉がダメ」って言ってたもので、
「ピザはソーセージが入ってるんですけど、抜きましょうか?」ってお声がけくださって、なんてこまやかな配慮と感激。
「それは大丈夫です」って言ったけど、結果的に入ってないピースだった。ピザに敬意を表してワインを頼んだ。
朝ごはん。一番にテーブルに着いて、おひつを開けたらおこげがあった。
バッチリおこげをいただいて…。
味噌汁の味噌はスタッフが仕込んだものらしく、とても美味しかった。
おかわりOKとのことだったので、しっかり2杯いただいた。
副菜も、和歌山の南高梅、鮭のハラミ、塩昆布など、どれも吟味されたもので、ひとつひとつが美味。バランスも良く、食事のレベルがとても高い。たびたび泊まりに来る常連さんがたくさんいるようで、地元でとても愛されている小屋みたい。
御嶽は山頂部がとても広くて、最高峰の剣ヶ峰のほかに、王滝口頂上、飛騨頂上がある。
濁河温泉から登ってくる飛騨頂上(五ノ池小屋付近)はほかとはちょっと雰囲気が違って、独特の感じ。
五ノ池だけを目指して度々登ってくる人がけっこういるっぽい。来シーズン、お泊り遠足企画しますねー。
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