松川地熱発電所
先日の東北旅三日目、山上からも湯けむりが見えていた松川温泉へ下山。
巨大なパイプラインが引かれていて、あちこちから湯気がもうもうと上がってた。
お宿も、地熱の蒸気で全館床暖房が入っていて、かなり暑かった。エアコンと違って、オンかオフしかなくて、調整が効かない。部屋は窓を開ければいいけど、廊下とトイレがめっちゃ暑かった(外は充分寒い)。たぶん、地域の各施設にパイプラインで蒸気を送ってて、みなさん地熱の恩恵に与ってるみたい。
地熱発電所の見学ができるということで、翌朝移動前に行ってみることに。
発電所と言っても、べつに危険なものがあるわけではないので、メインの発電~復水などの施設以外は自由に見学できる。
地熱発電の仕組みや、開発の歴史などを紹介する展示館がある。
★松川地熱館…ココ
山の上からも見えていた巨大なポットみたいな建造物は、温水の冷却塔だった。建物内で、熱水を上から落として、空冷する仕組みらしい。
ちなみにこの発電所、運転開始が1966年10月8日。にゃみにゃみ。の5歳年下だけど、誕生日が同じ!
15年ほど前に、東北の沢登りを計画したとき、事前に地形図を見てたら「地熱発電所」という文字を見つけて、なんやろ?と思ってた。今回気づいたけど、結局未遂に終わったその計画は、この近くだったみたい…
あ!8月のみちのく一人旅で「山形県は初」とか書いたけど、来てたやん。自力で移動してないからわかってなかった。
ところで、地震国である日本では、地熱はかなり“使える”エネルギーみたい。
安定的に地熱が得られる場所は限られているかもしれないけど、風力や太陽光のように天候に左右はされないし、そこに「ある」ものを活用するだけだから、コストもかからない。原発みたいにコワいものを漏らさないし、火力みたいに化石燃料を消費して、その分Co2を排出したりもしない。問題点もないわけではないようだけど、もっと活用できないものだろうか。草津、阿蘇ではそこそこの規模の発電が行われているみたい。
発電の仕組みとしては、地熱の蒸気でタービンを回すだけで、原発も火力もそこは同じ。
蒸気を発生させるために、たかがお湯を沸かすためだけに、核燃料なんていう人類には制御しきれない危険なものに手を出し、数万年に渡って厳密に管理し続けなければいけないものを、大気中にも海にも撒き散らしてるのはホントに愚かだと思う。
温泉資源が豊富なこの国で、一番先に研究して活用すべきなのは、地熱だったのではないのだろうか…
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