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山門水源の森と「キタヤマオウレン」

先日の奥琵琶湖方面遠足で訪れたのが奥びわ湖「山門水源の森」。
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近江塩津駅から予約しておいたタクシーでアクセス。徒歩だと車道歩きで1時間くらいかかるらしい。コミュバスもあるけど朝は時間的に無理。

この季節に行ったのは、稀少なスプリングエフェメラルに逢いたかったから。
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2011年に新種として発表された「キタヤマオウレン」。
ちょうど、前日に雪が降ったので、雪景色の中で出会うことができた。
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極にゃみ的には、バイカオウレンとほぼ見分けがつかないのだけど、
・花弁の舷部が柄杓状
・葉はバイカオウレンより大型、花も大ぶり
・葉身は三全裂のものが多く、頂小葉は倒卵形で基部はくさび形となって小葉柄が不明瞭
などの差異があるらしい。
ココで見た株は、ほとんどの葉が五裂だった。

ちなみに、白い花びらのように見えるものはガク片で、黄色い蕊っぽいのが花弁。
とても可憐な花で、花の上にうっすらと雪が積もったせいで濡れて半透明になって、まるで雨上がりのサンカヨウのような雰囲気になっているものもあって、とても美しかった。
可憐な花がたくさん咲き乱れてたので、ジョシチームは全員テンション上がりまくって、写真撮りまくり。(その割にいい写真がない…)

このエリアは、約900年前から薪炭林として利用されてきた、いわゆる“里山”。
1990年頃には、一帯をゴルフ場として開発するという計画が持ち上がったものの、滋賀県内最大級の湿原があり、稀少な自然環境であることから、1996年に県有林に。

日本海に近いため、冬は積雪も多いものの、冷温帯と暖温帯の植物の接点となっているそう。
湿原はミツガシワ群落を代表とする湿性植物や、50種を超えるトンボが棲息するなど、生物多様性に富んだ環境で、四季折々にいろいろな花が咲く。ぜひ季節を変えてまた訪れたい。(巻き添えになってくだされ)

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