六甲山上 歩道リニューアル完了
あおりを食ったのが、前ヶ辻に鎮座していた白髭・白菊さん。
工事中、ちょっと離れた場所に仮置きされてて、ようやく(ほぼ)元の場所に戻ったんだけど、一段高くて木々に囲まれていた以前の雰囲気とはまったく違う感じに。歩道に面してるから、手を合わせて行く人は増えるかもだけど、神社って社叢林が重要なんじゃなかったっけ… 神様大丈夫かな。
ところで、
前ヶ辻は、南麓から続く「アイスロード」と、北麓からの「シュラインロード」が出合うところ。
アイスロードは、かつて山上で製氷業が盛んだったころに、冬に切り出して氷室に保管していた氷を運び下ろした道。
シュラインロードは、石仏が点在する道を、山上に別荘を持って散策などを楽しんでいた外国人たちが名付けたとされている。
六甲山に多いカタカナ地名のひとつなんだけど、元々の名前があるはず…と思って、調べてみたら「唐櫃道」という呼び名があったことがわかった。
さらに、六甲山の歴史の生き字引、マエダ校長によると…。
・南麓の人々は「唐櫃越え」といい、北麓の人々は「六甲(住吉)越え」と呼んでいた
とのこと。
それぞれが、「自分が向かう先」の地名で呼んでいたってコトみたい。
“今月の青空”で前ヶ辻にあった神社のことを紹介するんだけど、道の古い呼び名について行数を割けないので、サラッと「唐櫃道」にしておきました。あしからず…。
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