秋田駒ケ岳で出会った花たち（前半）

今回の東北旅、二日目に国見温泉から横長根、ムーミン谷で出会った花たち。

主役はやっぱりチングルマ。ムーミン谷を埋め尽くす勢いで咲いてた。

以下は時系列で、標高820mの国見温泉登山口から登っていく道沿いで出会った花。

登山口にニッコウキスゲが一株咲いてた。なぜかこの一株しか見なかった。

登山口から、ずーっとぽつりぽつりと見られたのがウラジロヨウラク。ベニドウダンとかサラサドウダンと比べると、同じツツジ科でも格別にかわいらしい感じがする。

ブナ林の林床で１株だけ見た、ギンリョウソウ。透明感がきれい。「ユウレイタケ」の別名もあるけど、ツツジ科の多年草で、葉緑素を持たずに自分では光合成ができない。生育に必要な有機物の供給を地中の菌類に依存する菌従属栄養植物。

横長根の尾根に乗ってからけっこうあったのが、コミヤマハンショウヅル。はじめ、ミヤマオダマキのつぼみかと思ったんだけど…　よく考えると“距”がないし。

同じような場所の地面でたくさん咲いてたのが、ツマトリソウ。サクラソウ科なので、花が可愛い。2輪並んでるとさらにかわいい。

尾根上の一部で群生していた、ベニバナイチヤクソウ。2018年6月の上高地でもたくさん見たけど…　ココでは白花は見なかった。

灌木帯では、ツツジ科がわりと多い印象で、アカモノが咲いてた。アオノツガザクラ、オオバスノキもあったかも。

横長根から山上部、八合目付近までいろんなところでたくさん咲いてたハクサンチドリ。色味もいろいろできれいだった。

横長根手前のブナ林から、山上までずーっと道の脇で見られたのがコイワカガミ。
色はこんな感じの淡いピンクが多かったけど、下の方では真っ白な花もいくつか。
大焼砂から先のお花は次のエントリで！