「六甲山自然案内人の会」主催の講演会
「六甲山自然案内人の会」の講演会に参加させてもらった。
ややこしいんだけど、極にゃみ的には「六甲山ビジターセンター」併設六甲山ガイドハウスで活動する「山の案内人」。
別団体である「自然案内人の会」には所属してないんだけど、主催者のご厚意により、席数に余裕があるので、山の案内人も参加してよし、とのことで。
講師は、兵庫県立大学名誉教授・北摂里山大学学長の服部保先生。
「六甲山の自然の特色・魅力」「百人一首の植物・植生」の二題で、六甲山の自然の特殊性や魅力についてじっくりと伺った。
“都市山”(服部センセの造語)六甲山は、ぱっと見は緑豊かな山だけど、二次林が放置されていることにより、照葉樹林化していること(生物多様性の観点から問題が多い)、大径木化による災害リスクの増大、外来種の増加、イノシシによる林床破壊、シカの侵入リスクなど、いろいろな問題点を抱えていることを改めて確認。個人にできることはあまりないかもしれないけれど、認識しておくことは重要。
レアな“部外者”を迎え入れてくださった自然案内人の会に感謝です。(「自然案内人の会」に所属していない「山の案内人」はあまりいない。逆はそうでもないみたいだけど。極にゃみ的には、発足前の「六甲山自然案内入門コース」は受講したのにどういう経緯なんだっけ???)
そう言えば、その「入門コース」のちょい後くらいから、服部センセのおっかけ(?)をしてた。
2003年頃からひとはく時代のセンセのセミナーをけっこう受講してるんだけど、入門コースで講師を務められたひとはくの先生の影響なのかもしれない。
2009年から毎年黒川地区へサクラの頃に通ってるのも、服部先生の里山のお話を伺ったのがきっかけ。けど、万葉集をはじめ、和歌の世界にこれほど精通されていたというのはまた新たな発見だった。歌が詠まれた場所まで確認に行ってるというのがまたスゴイ。
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