『虎に翼』が終わった
極にゃみ的には日ごろほぼTVを見ない。が、台所にいるときだけ片耳で聞いてる。(洗い物とか調理をしながらなので全部は聞こえてない)
TV番組を見てる暇がないってのもあるし、「どうせろくでもないものしか流してないだろう」と思ってるし。
でも、今日終わりを迎えた朝ドラは、片耳でうっすら聞いてただけだけど、わりと注目してた。
かなり、“攻めた”内容だったから。
女性に対する偏見や差別構造、出自、格差、貧困、民族差別、戦争、同性愛、原爆裁判。
片耳で聞いてるだけでも、ココまで攻める?と、日々注目せざるを得ない感じだった。
最終回のココだけ、webで見た。
「未来の人たちのために、自ら雨だれを選ぶことは、苦ではありません。むしろ至極光栄です」
「君のように血が流れていようとも、その地獄に喜ぶもの好きは、ほんのわずかだ」
「いや、ほんのわずかだろうが、確かにここにいる」←よねさん♡
「失敬…撤回する。君のようなご婦人が特別だった時代は、もう終わったんだな」
「はて、いつだって私のような女は、ごまんといますよ。ただ、時代がそれを許さず、特別にしただけです」
「朝ドラが攻めてる」件に関して、内田樹氏がツイートしてます。
「報道は腰抜けですが、他は違います」…なるほどね。
ずーっと何年も、某国営放送は、ホントにひどい状態が続いてた。
ネット民は「犬HK」と呼んだり(犬に失礼だろう!)、「あべチャンネル」と呼んだり(あほチャンネル?)。
2012年の第2次安倍内閣発足後、安倍氏は人事と放送法を利用して公共放送に介入。経営委員に自分に近い人を送り込み、
「政府が『右』と言っているのに、われわれが『左』と言うわけにはいかない」と発言するような人物を会長に選出した。
民放でも、どういう力が働いたのか、政権に批判的な発言をした報道キャスターが次々と交代させられた。
「報道ステーション」の古舘伊知郎氏、「NEWS23」の岸井成格氏・膳場貴子氏、「クローズアップ現代」の国谷裕子氏も番組を追われた。
「アイアムノット安倍」のパネルを掲げた古賀茂明氏はのちに「菅官房長官をはじめ官邸にバッシングを受けてきた」と証言。
当時総務相だった安倍さんのお気に入り・高市早苗氏は「放送法4条・政治的公平に反すると判断した場合、電波法に基づき放送電波の停止(停波)を命じる」と脅しをかけた。
人事や法解釈で脅し、思い通りに操る。直接介入しなくても、“忖度”によって都合の悪い発言を封殺する。
…あれ?なんか、兵庫県で起きてることと、どっか共通するよな気が… 同じ手法がまかりとおるようになったのか。歴代最悪と言われた宰相が残した負の遺産はまだまだはびこっている。
解散総選挙はそう遠くないうちに行われる。なんとしても投票率を上げたいもの…。
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コメント
私、虎に翼を観てました。
戦争や働き改革、同性愛者、父親からの性的暴力などテーマが重たかったかな〜って思いました。
あと生理休暇ね。
今は働き改革で、歯医者も少しづつ働きやすくなってきましたよ。
投稿: F嬢 | 2024年9月30日 (月) 07:47
F嬢
ホントいろんな重たいテーマを扱ってましたよね。
生理休暇の問題もあったのかー。気づいてなかった。
数限りない雨だれたちのおかげで今がある。
権利は天が与えたものであっても、放置すると平等に行使されなくなる。法律はそのためにあるってことをしっかり認識させてくれた、いい作品でしたねー。
投稿: にゃみ。 | 2024年9月30日 (月) 08:30