九州山旅「由布岳」
2020年10月「久々の船旅」以来のさんふらわあで快適な船旅。
大分港に着いたとき、まだ暗かった。船は前回の帰路と同じ「ぱーる」。
西大分駅まで歩いてJRで別府へ。バスまで少し時間があったので、駅のまわりをうろうろお散歩。
『行きたい!企業ミュージアム』のコラム「熱血!起業家列伝」で取り上げた油屋熊八さん(ピカピカのおじさん)と小鬼くんがかわいい。今回めっちゃお世話になった亀の井バスの創業者でもある。
前回、くじゅうへ行くのに利用した九州横断バスで、由布岳正面登山口からこの山を見て、きれいな山やなぁと思ってた。いつか登りたいと思っていたので、今回来れてうれしい。
しかし、登山口ですでに標高800m。かなり冷え込んでいて、地面には霜が下りてる感じでうっすら白い。
もちろん九州とは言え真冬の1500m級。チェーンスパイクとトレッキングポール、防寒着もバッチリ携行している。
ところが、よく晴れて、登ってるうちにどんどん気温が上がって、登りでは暑くて汗ばむくらいの陽気に。
1000mを越えてもぜんぜん寒くない。遠くに懐かしのくじゅう連山が見えてとてもきれい。
由布岳本峰と東峰の間の「マタエ」というコルまでは、のどかで癒し系のコースだったんだけど…
途中から残雪が出てきて、たまに滑ってちょっとコワい感じ。
そして、マタエから先は、まるきり別世界。
もちろん登山地図も地形図も携行していたけれど、ガイドブック等は一切見てなくて、どんな山なのかの下調べはしてなかった。
マタエから片道20分ほどみたいなので、バックパックを置いて空身でまず由布岳の本峰へ。
ところが、いきなりエグい岩場&ナイフリッジ。一般ルートにしてはめちゃ辛いなぁと思いながら登ってた。
けっこう雪も残ってるし、もしヤバい状況だったら撤退するしかないなと思いながら登って、結果的に滑り止めなしで山頂まで行けたのだが…
ほぼクライミングやん、ってパートもあってだな…
一応腐っても元クライマーでよかったなと思いつつ。
10日ほど早ければ真っ白だったんだろうな。霧氷もきれいだったかも。
で、慎重に慎重に下ってきて、最後の方で気づいた。
コルから取り付いた最初のエグいナイフリッジじゃなくて、側壁を回り込んだところに鎖場があった…
あー。ルート外して登ってたんや。そらエグいわ。
こんな初歩的なルートファインディングミス、極にゃみ的にはめったにやらないんだけど。
ちなみに、東峰はさほど難しくなくて、でも残雪が凍ってて、ちょっとビビった。
一応チェーンスパイクは腰にぶら下げて歩いてたけど、出すほどでもなかったのだが。
本当は鶴見岳まで縦走したかったのだけど、近年台風被害でコースが荒れているという噂。
“荒れてる”が、どういう状況なのかがわかんないし、直近に歩いた記録も見つけることができなくて、知らないエリアでリスクを取るのはよくないなと、往路を下ることに。
けど、バスは1時間に1便しかないし、正面登山口には、あずまやはあるけどトイレもあまりきれいじゃないし、ぼーっと待つには寒々しいので、由布院まで歩いて下山することにした。
所要時間がわかんないし、下界に降りてから最寄りのバス停を検索しようと思ってて、車道に出て「えーっと、バス停は…」と思った瞬間に、別府行きのバスが通過していった。あららー。
次のバスは1時間後。そのへんをうろうろしとくかー、と思ったけど、どうせならバスの始発から乗ればいいのでは?と思いついて、由布院駅まで歩くことに。
駅に近づくほどに「今日はなんのお祭り?」ってレベルでものすごい人がたくさんいてびっくりした。大半がインバウンド客。
エグい混雑ぶりやなぁとあきれながらバス乗り場へ。
中もごった返してて、ヤバそうだから早めに乗り場付近で待ってたのだけど、バスが来たとたんにオソロシイ押し合いへし合い状態。乗車時に後ろから押されるとか、ついぞ経験したことないんですけど。なんなんこの事態。
先頭付近にいたわりに、めっちゃ割り込みに遭った。
なんとか座席を確保できたけど、一瞬でバスは満杯。
恐ろしいことに、ギューギュー詰めで発車したものだから、次のバス停からすべて
「いっぱいでもう乗れないので、次のバスでお願いします」ってドライバーさん。
いや、次のバス、1時間後やねんけど…?
降りたバス停へ行かなくてよかった。
あんな寒々しいところで積み残しに遭ったら泣いてしまう。
ふとした思い付きで西登山口を目指して、タイミング的になんとなく始発を目指したんだけど、結果的に大正解だった。
ホントは別府ロープウェイ前で降りて鶴見岳にも行こうと思ってたけど、こんなところで降りたら下界へ帰れないかも… とぎゅー詰めのバスの中であきらめた。今回、鶴見岳には呼ばれなかったな…
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