「ビロードモウズイカ」
漢字で書くと「天鵞絨毛蕊花」。書けもしないが、へたしたら読めもしない。
「ビロード・モウズ・イカ」じゃなくて「ビロード・モウズイ・カ」だった。
モフモフしてて、つい触りたくなる。毛蕊の花。
ヨーロッパ原産で、ヒマラヤ、アジア、北米、アフリカ北部と広く分布。日本には明治の初期に観賞用に移入したものが逸脱し、全国に広がった。
ゴマノハグサ科の2年草で、一年目はロゼットを形成し、2年目は爆発的に成長して、花茎を2mくらいまで伸ばし、7月頃~10月頃にかけて開花。いまのところ、在来の生態系にとくに悪影響を及ぼしているという報告はないが、1株でへたをすると20万粒を超えるタネを作り、種子の寿命も非常に長いので、もしも駆除が必要ということになれば、なかなか根絶が難しい植物かもしれない。
葉っぱももけもけ。まさに天鵞絨(ビロード)。全体的に星状毛が密生しているため、ふわっとしたテクスチャで、まったりしたカラーになる。
そろそろ開花期で、道端とかに突然佇んで咲いている。薬草としても利用されていて、ハーブティとして製品化もされているけど、葉や実は犬猫には毒性があるので注意が必要だそう。
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