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完全引きこもり@山の日

ここ数年来、毎年「山の日」は摩耶山へ行くんだけど…
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大荒れの天気だし、海が山へ行くイベントも中止だし、いろいろ切羽詰まってるし…

全力で引きこもってオシゴトday。
まーまーはかどったけど、何しろ2年以上ダダ遅れの案件だからな…。

にゃみハハも買い物に出る気にならなかったみたいで、
「ありもので…」と餃子を作ってた。
うどん生地を転用したらしく、おそろしく歯ごたえのある皮だった。
ニラがないから玉ねぎで代用した… って!
うちの畑のニラが冷蔵庫にたっぷり入ってますけど!


ところで、とても面白かった『生き物が老いるということ』からもう少し。

ヒトは、非常に未熟な状態で生まれてきて、生まれたばかりのときには全面的にお世話をしてもらわないと生きていけない。
そんな生き物はほかにはあまりいないんだけど、それは高度に知能を発達させたことによるそうだ。

知能を活用するには、膨大な知識の学習と、それを生かす経験の蓄積が必要。
どんなに高性能な道具だって、使い方がわからなければ役に立たないのと同じ。

対照的なのが昆虫類で、親は卵を産みっぱなしでなんのお世話もしないけど、自力で生きていける。
その違いは、基本的な生存戦略。

昆虫類は「本能」を発達させ、ほぼ本能だけで生き延びることができるようにプログラミングされてる。
哺乳類にも本能はあるけれど、昆虫ほど完璧ではない。

どちらが優れているというものではなく、知能を獲得せずに本能に依存している生物が未発達ということでもない。戦略が違うだけ。

「本能」とは、正しい行動に導くためのマニュアル。
昆虫は教えられなくてもエサを見つけて成長し、成熟すれば相手を見つけて交尾する。
トンボは水面を見つけて産卵するが、たまにブルーシートを水面と間違えて卵を産んでしまったりすることがあるらしい。

人間はそれを見て「水面とブルーシートの区別もつかないのか。昆虫ってバカなのか?」って思うけど、進化の過程にこれまで何万年もブルーシートなんてものはなかったんだから、彼らはその違いを区別する能力をつける必要がなかった。
昆虫は世代交代のサイクルが非常に短いので、マニュアル=本能に従う方が効率がいいのだ。

一方ヒトは、知能を発達させることで生存確率を高めてきた。
しかし、知能を優れた能力として活用するには、膨大な時間が必要。つまり、一人前になるまでに長い年数がかかる。

若い人の方が肉体的な能力は高いけれど、社会全体でみると、長く生きてきたヒトの知識や経験が役立つ。
しかも、一人前になるまでに覚えなけばならないことが多すぎて、親だけでは手が回りきらない。
そこで、「おばあちゃん」が孫の世話をすると非常に効率的…ってのが「おばあちゃん戦略」。(なんでおじいちゃんじゃないのか?)

かくして、年寄りを大事にする集団は全体として生き延びる確率が高まり、人類はおばあちゃんになることができる「長生き」という性質を発達させてきた。
つまり、「おばあちゃんの登場」こそが、人類が文明とか文化を発達させた要因…というのが「おばあちゃん仮説」。

人類の進化と発展のカギを握ってたのは、おばあちゃんだった!
「文明がもたらした最もあしきものはババァ。女性が生殖能力を失っても生きているのは無駄」(石原慎太郎元東京都知事)とまでは言ってないものの、「失礼ながら高齢の女性は子どもが産めない」と言い放った某党首は反省するように。

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