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荒れ狂う羆嵐…

クマが荒れている。羅臼岳の事故にはかなりショックを受けた。
吉村昭の小説『羆嵐』で描かれた「三毛別羆事件」や、「福岡大学ワンダーフォーゲル部ヒグマ事件」を想起してしまう。

【参考】ヒグマの会「ヒグマ事件を読み解く」…ココ

ここ数年は東北でも異常なくらいクマが出てきてる。
2年前の秋田は異常なスパイク。
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(出典/「クマ類の生息状況、被害状況等について」…ココ(環境省)※PDF

その秋に、裏岩手を歩いたら、フレッシュな(?)クマの足跡があった。
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朝、出発するとき、裏岩手を縦走すると言ったらお宿の人に「今年はクマがよく出てくるから気を付けて」と言われた。
どう気を付ければいいのか聞いたら、
「クマは人間のしゃべり声が嫌いだから、大きな声でしゃべってるといい」と言われた。

それって、要はクマ鈴をつけるのと同じ意味だよね。
人間が怖いと認識している野生動物は、人間の気配、たとえば鈴やラジオ、話し声を聞くと、人間がいる!と察知して、避けてくれるということ。

けど、今回の事件みたいな、あきらかに人間を獲物として認識している個体だったら、クマ鈴もラジオもしゃべり声も、意味がないんじゃないのか。
むしろ「お!獲物を見っけ♪」ってなるんじゃないのかな。

北海道でも、東北でも、アーバンベアが問題化してきている。
元々はヒトは危険な存在と認識し、人里には近寄らなかったクマたちが、ヒト慣れしてきているのか、怖がらなくなってきているらしい。

こんなエピソードがある。
「ソーセージの悲しい最期」…ココ

観光客が安易にえさを与えたせいで、ヒト慣れしてしまう。やがては事故につながる。
誇り高き野生の尊厳を踏みにじった人間が悪いんだけど、そうなってしまうと、ヒトが襲われるのが先か、襲う前に“駆除”されるのが先かってコトになる。どっちにしても結末は悲惨。

時折ソロで人のいない山域をウロウロする極にゃみ的には、元々クマに関してはそれなりに恐れていて、『山でクマに会う方法』とか、北海道土産でいただいた『ヒグマ・ノート』を読んだり、多少の知識を得る努力はしてきたつもりだけど、近年起きているクマ騒動を見ていると、クマが以前の生態とは違う状況になってきてるんじゃないかと思わざるを得ない。

ちなみに、クマ鈴に関しては、いつも携行はしてるけど、
「クマが人間をエサだと認識してたら意味ないよね」って冗談ぽく言ってるように、「持ってれば安心」とは思ってない。

人づてに聞いた話だが、北海道の山ヤは、クマ鈴を持たないらしい。
うるさい音をずっと鳴らしてると、クマが慣れてしまうってコトもあるし、騒音ストレスでイラっとして逆に襲われるかも… みたいな話だった。

【参考】
北海道の山岳ガイド、山のまこちゃん「クマよけ鈴は携行してはいけません ヒグマ対策

★「ヒグマ対処法」ココ(知床財団)
★「ヒグマと生きるために」ココ

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