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神戸大学国際文化学研究科公開講座「地域とアート」

雨予報の週末、地元神戸大学で実施された公開講座へ。
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「地域とアート」というお題で、先日開幕した「神戸六甲ミーツ・アート」について、主催者、アーティスト、研究者、キュレーターが登壇。

まずは、世界と日本における「芸術祭」について、神戸大学の韓 河羅(はん・はら)助教授が解説。
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世界的には、ヴェネツィアビエンナーレを皮切りに、ドクメンタ、サンパウロ、光州など、いろんな国で現代アートの祭典が定着している。
国内では、瀬戸内芸術祭をはじめ、横浜、越後妻有などの規模の大きいものから、小規模なものまで、把握しきれないほど開催されているそうだ。
地域の文化振興や経済波及効果が期待できる一方、「アートの道具化」といった批判もあり、作品レベルの低下、均質化などの問題点も指摘されているとか。

地方都市で開催される芸術祭では、美術館という箱を飛び出し、エリアを回遊しながらその環境の中で作品を鑑賞するスタイルのものもあり、地元民にとっては「見慣れた風景に新たな価値を見出す」機会となったり、アートボランティアとして地域活動に参加するきっかけともなっている。
経済活動が前面に出ることによって地域が「消費」の対象となっているという批判もある一方、シビックプライドの醸成につながるという点も重要だという。

ところで、海外では、現代アートは政治的なアピールや社会批評性の高さが評価されているそうだが、日本ではどうなんだろう?
2019年のあいちトリエンナーレ「表現の不自由展・その後」の作品が炎上し、開幕3日目で中止に追い込まれた事件は記憶に新しい。
「アートに政治を持ち込むな」とでも? …は? 

続く第二部は、長年ミーツアートの総合ディレクターとして活躍してこられ、今年度から外部スタッフとしてエリアキュレーションを担当されている高見澤清隆氏による六甲ミーツ・アートの17年間のあゆみについて。
どこの芸術祭も、基本的にはビエンナーレ(2年に1回)かトリエンナーレ(3年に1回)。それに対して、ミーツアートは毎年開催で、準備期間を考えると、とてつもない多忙さだったとか。作家にしても、わずか6か月前にオファーが来るという尋常じゃないスケジュール。しかも制作は暑い真夏、気象条件も厳しく、美術館という箱の中にしか展示をしたことがないヒトにとっては、想定外の連続だという。
そう言えば、開幕当日にゲリラ豪雨が降って、いきなり作品が崩れたってコトもあったなぁ…

そして、後半は上記2者に加え、神戸大学の非常勤講師で、ミーツアートのインディペンデントキュレーターでもある林寿美氏、過去に2回ミーツアートに出展された作家の飯川雄大氏によるディスカッション。
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あのピンクの巨大ネコ、小林さんは…2016の作品。先日から撤去が始まっている、ロープウェイ表六甲線の六甲有馬ロープウェー側の駅舎内にギチギチに作られてたコレ。
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飯川さんは、当時フォトグラファーとして活動していて、キュレーターの高見澤さんからのオファーは、写真を貼り付けたキューブを積み重ねたような立体作品だったとか。ところが、製作期間があとわずかという時期になって急にこの作品を思い立ち、大混乱を引き起こした問題作らしい。
でも、作家的には、この作品を皮切りに、造形作家としての認知が高まって今に至るそう。当時すでにデジカメやカメラ機能付き携帯電話が普及して、誰もが気軽に記録を残せる時代で、「カメラのフレームに収まりきれないモノ」を作りたかったんだそう。
ほかにも。めちゃめちゃ面白い裏話がいろいろ出てきて、盛りだくさんで楽しい講義だった。
修了後、すぐ下のカミカ茶寮でランチ。
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超ヘルシーなカレーをいただいて、たまたまその後空いてたので、女将とおしゃべり。口の体操がしっかりできて、歩いてないけどなかなか刺激的な一日となった。

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