自然農法の野菜たち

無農薬、不耕起、無肥料という自然農法で栽培された野菜をいただいた。
0911050002貸し農園で週末ファーマーをやっている方が作っているもので、カブ、大根の中抜き、ミズナ、コマツナなどいろいろ取り混ぜてもらった。
無農薬でもべつに虫だらけってことはなく、むしろ虫食いはあまり目立たない。もちろん市販されている野菜のように“全く虫食いがない”わけではないが・・



0911050004いろいろごちゃ混ぜで煮浸しにしてみた。収穫したてで新鮮だってこともあるんだろうけど、とても瑞々しくて美味しかった。
農薬や化学肥料に頼らなくても、必要なタイミングで必要な手助けをちょっとしてやるだけで、あとは自然の力で育つのだとか。子どもといっしょで、手を掛け過ぎるとひよわになってしまうらしい。なるほどねー。

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秋晴れの農園にて

久々に和歌山の友人の農園へ・・
Dscf0720残暑が厳しく、まるで真夏のような陽射しが照り付けていた。






Dscf0702それでも、あぜ道にはヒガンバナが鮮やかな色をちりばめて、秋の訪れを主張していた。






Dscf0704冬野菜たちが成長をはじめ、
(これは白菜)






Dscf0711里芋は元気な葉を広げ、







Dscf0710試しに数株掘ってみたさつまいももしっかり育っていた。






Dscf0706百舌鳥のしわざ?








Dscf0725ちょいと見に行ってみたみかん山では、早生みかんが美味しそうに色づき始めていた。
まだ酸っぱいけれど、温室みかんなんかとは全く違うしっかりとした味わいだった。




Dscf0730そうそう、落花生が・・・







Dscf0732土の中にしっかりと実っていて、







Dscf0735塩茹でにして食べたら絶品でした。

秋の豊穣な農園は魅惑的な美味の宝庫。

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久々にKatuda Farmへ・・・

火曜日に“肩透かし”を喰らって以来お仕事がヒマ・・・。
0907240006んで、久々にKatuda農園へ。今日のミッションは除草。ひたすらはびこっている草を抜く、抜く、抜く。昨日雨が降ったみたいで抜きやすくてラッキー。抜いては、根っこの土を払い落とし、マルチングシートの上で陽あぶりの刑。ゴメンね。

ユウジロウ君ともお久しぶり。


0907240009あまりに日射が強くて暑いので、午前中の作業を早めに切り上げ、ランチはお隣サンの“先生”ご夫妻をお誘いして、4人で「青洲の里」にてランチバイキング
地元産の食材にこだわったヘルシーメニューがウリで、野菜中心の極にゃみ的にも大満足な内容。季節の旬の野菜をメインに、和洋中折衷のバランスのいいメニュー構成。

0907240010食後のデザートも充実。
ゼリー類、自家製ヨーグルト、お団子、フルーツ、米粉のシフォン、エトセトラ・・・

ドリンクには地元で伝統的に愛飲されてきたナタ豆茶とかハブ茶、和歌山みかんのみかんジュースなんかがあるのも楽しいな。


0907240020 午後は、除草&楽しい収穫作業をいろいろ。
オクラ、枝豆、キュウリ、シシトウ、ナス、トマト、それから緑色のナスも。
この緑色のナスはどうやって食べると美味しいのかよくわかんないんだけど、まぁいろいろやってみよーっと。

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熱暑の東京から熱暑の大阪へ・・

茨城県までおでかけされるM田夫妻に途中まで送ってもらって都心へ。
0907190184山道具屋でもうろつこうかと思っていたけど、あまりに暑いので水道橋の「さかいや」さんをちょこっと冷やかしただけで帰途に着く。元気な出張族だった頃は池袋の秀山荘から目白のカラファテ、高田馬場のカモシカスポーツ、新宿のICIまで歩いたもんだけど・・もはやそんな気力もなし。
だって東京、予想外に暑いんだもん。暑いので有名な上州よかもっと暑かった。

0907190189エキナカにて新宿・アカシアのコロッケとビールを買って“のぞみ”に乗車。
連休とは言え、中日だったせいか列車はとても空いていて、のどかな雰囲気。H川さんにいただいたコミックを読みながらのんびりと旅のひとときを楽しんだ。
が・・降り立った大阪。暑すぎ~・・・

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KatudaFarmにて癒しの一日。

デスクワークな日々に一段落、和歌山の友人の農園へ。0907030002ユウジロウくん、お久しぶり~。
飼い主さんは出荷かな?







0907030004夏野菜がすくすくと育っている。諸々の草々もまたすくすくと・・農業シロートの極にゃみ的には、もっぱら草引きに専念。オヒシバ、カヤツリグサ、スベリヒユ、ホトケノザ・・草によって抜き方のコツが違う。草引きってそれなりに奥が深い。
「昭和天皇だったかな、雑草という草はない、って言ったの」などと考えながら黙々と手を動かす。

0907030018 K田さんのところではコメは作っておられないが、極にゃみ的には、稲がすくすく育ってるのを見るのはシアワセ。なにかほっとするのである。日本人のDNAのなせるワザなのか・・・。
ココロとカラダにとても癒し系の一日であった。




0907030011そうそう、前回、花が咲いていたクリは、可愛らしい実をつけていた。大きくなぁれ。

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夏日の農園から・・・

梅雨入り宣言以来、中休みしっぱなしで夏日となった今日。
0906160007久々にKatudaFarmへおでかけ。暑い日が続きすぎて、芋が充実する前に地上部が枯れはじめたので、やむなく収穫と相成ったじゃがいも。今年は上手に掘れました。




0906160008オクラが可愛い芽を出していました。








0906160010クリが花を咲かせていました。
去年はちょっと不作だったので、今年はがんばってくれるといいな。





0906160012K田さんは、「夏野菜は手間がかかるからなー・・」と、ちょっとヒキ気味だったのだけど、お願いして植えてもらったトマト、ナスビ、シシトウたちが花を咲かせはじめていました。




0906160014ずーっと前にイタリア土産にもらった種を自宅で育てていたんだけど、その種をお譲りして植えてもらっていたイタリアンパセリ。2年目で大々的に花を咲かせています。この株は今年で枯れるけど、来春にはたくさん新芽を出すことでしょう。
シックな色合いのカメムシ君たちが・・・。
畑はいつだってドラマチック・・


0906160020山では真竹の筍シーズン。孟宗竹と異なり、地上に出てきてから鎌で刈ります。たくさんいただいたけど、どうすればいいのかなー?
梅干用の梅を収穫させてもらおうと企んでいたんだけど、先週末ごっそり盗まれたのだとか。ひどいことをする人がいるもんだ。ろくな死に方しないよ!とっても楽しみにしてたのになー。

0906160023取り残されてすっかり熟れた梅を食べてみました。プラムみたいな味で、普通に美味しかったです。
紀州産の美味しい梅干は、これくらい完熟のもので漬けるそうです。ああ漬けてみたかった・・




0906160031K田さんとこではコメは作ってないのですが、近隣にはたくさんの水田が。
すくすく育つ稲を見るのは大好きです。なんだかほっとする風景だから。
それからお茶の葉を少し摘んでみましたが、ちゃんと加工できるかな。

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雨上がりの農園へ

昨夜から降っていた雨があがった。0905130004今日は二日酔いを無視して早起きし、和歌山の友人の畑「Katuda Farm」へ。
雨上がりの畑では作物がどれもこれもみずみずしい。





0905130006葉っぱの上にはてんとう虫がいっぱい。作物に被害をもたらすアブラムシを食べてくれる畑の味方。





0905130009いま、豆類が収穫期を迎えていて、今日はそら豆を初収穫。「空を向いて実る」から空豆だってハナシだけど、重たそうに実が詰まったものは空を向いてなんかいない。
ほかにも、スナップえんどう、ウスイえんどうなど豆の摘み取りに精を出す。


0905130010ふかふかベッドで育ったかわいらしいそら豆。

お隣サンの“センセイ”はさつま芋の苗を200本植えると張り切っておられた。
土の上には、育てる喜び、食べ物を作る喜び、そして平和な幸せがたっぷりとある。

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春の農園

友人の農園にて、農作業合宿。春の農園はとても楽しい。
0905030063風に揺れるネギ坊主が可愛らしい・・







0905030065葱と言えば、昨年秋に種を蒔いてあった下仁田葱を定植。密生している状態から一株づつにばらして、一本一本植えていく。
軽作業だが、かなり根気がいる。200本くらいは植えたかな?



0905040080えんどう豆は収穫時期に。
肉厚のさやが美味しいスナップえんどうを摘み取る。採れたて新鮮なものは、さっと湯がくだけで何の味付けも必要ないくらいに美味しい。






0905040081アスパラガスもどんどん伸びているので、食べごろのものを探して摘み取る。楽しい・・






0905040100お隣サンの畑でイチゴが美味しそうに熟れていて、これもたくさん摘ませていただいた。摘みながら食べたイチゴはとってもみずみずしくて、とても贅沢な味わい・・・




0905040090たまねぎもずいぶん実が充実してきて、大きく育っている。美味しそう・・

え?農作業って、ほとんど収穫してるだけやんって?
確かに・・美味しい新鮮野菜をいっぱいいただいて、帰りのザックは重かった。

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たけのこ掘り

機会を得て、今が旬のタケノコを掘らせてもらうことになった。
090414_takenokoにょっきりと顔を出したかわいいやつ。周りを少し掘って、狙いを定めて細いくわで一気に掘り上げる。
お手本を見せてもらって、いくつか掘ってみたけど、そもそも道具というのは使い方にコツがあるようで、熟練者がやると一撃でむくっと土から出てくるんだけど・・


090414_takenoko_neどうも狙いの定め方がおかしいのか、途中で折れてしまったりする。
それでも、掘りたてのタケノコはとってもみずみずしくて、タケノコ特有の香りもとてもフルーティ。少しそのままかじってみたら、ほんのり甘い糖質の味。掘りたてはナマで食べられるってホントみたい。たくさん掘らせていただいたので、いろんな食べ方で筍三昧が楽しめそう。

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里山の春

照葉樹林の専門家である服部保教授の0904110043_2 セミナーで「川西・黒川に日本で一番美しい里山がある」という話を聞いて、ずっと行ってみたいと思っていた。季節的に早春が一番いいらしい、ということは聞いていたのだが、何年も機会がなかった。それがようやくチャンス到来。ずっと憧れ続けてきた里山の景観は・・・本当に美しかった。能勢電鉄妙見口駅から北へ、国道477号線を進む・・

0904110046森林ボランティア「菊炭友の会」の方々が手入れをしておられる「桜の森」が見えてきた。
斜面に点在するのは、野生種の桜「エドヒガン」と「ヤマザクラ」。
淡くて気品ある桜色のグラデーションがとても美しい。


0904110052薪炭林としての価値が失われ、50~60年前から放置されたまま荒れ放題だった森を、「菊炭友の会」のメンバーがほぼ3年がかりで整備を進められたとか。
間伐、ツル切りなどを行って木々が健康に育つような環境を作ってこられたそうだ。

明るく広々とした森はとても居心地がいいもの。
0904110050林床にはたっぷりと陽がふりそそぎ、いろんな草花が天然の花畑を形成している。
ショウジョウバカマが可憐な花を咲かせていた。
かがみ込んで写真を撮っていたら後ろで「え?高山植物?」って、いや、ココ、低山なんで・・・coldsweats01



0904110064ハクサンハタザオ、かな?







0904110065オオイヌノフグリもなんだかいきいきして特別キレイに見える。






0904110070タチツボスミレ?
大群落を形成していた。






0904110072うららかな陽気の中、うっとりするような景観を楽しんだ。
人が関わり、適正に管理をすることで保たれる“自然”環境もある。多様性が豊かで、植物のみならず昆虫や鳥にとっても住みやすく、見た目に美しく、人にとっても快適な“美しき日本の里山”。今後も大切にされていきますように。

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『明るい食品偽装入門』

不二家、ミートホープ、白い恋人に赤福、Photo_2 高級料亭の吉兆からお安いけど殺虫剤入りの中国ギョーザ・・耳新しい食品偽装事件は数限りない。
食文化研究家の魚柄仁之助氏(すごいペンネームだ・・)による、家庭で手軽にできる食品偽装の手引書だ。カツサンドならぬカスサンド、ゴボウの蒲焼、マツダケごはん(待つだけ?)・・・ニセモノなんだか、ホンモノなんだかよくわかんないけど、おいしそーで面白いメニューが目白押し。
部分的に抜粋。

 自給自足経済であれば、「ダマ」す相手がいないので、誰も偽装なんざする必要はない。

 素材状態のホーレンソウを「これは小松菜ぢゃ」と言われても、見りゃわかる。しかし野菜炒めになっちまうと、なかなか違いはわからんのです。

 現代のニッポン人は自分の食事を手作りしなくなった。かつて「安全な食べもの」を求めて作られた生活協同組合も、時代の流れにおされ「手軽で安い」ものを求めてしまった。

 ミートホープの社長や飛騨牛偽装会社の社長の記者会見を見て、識者と言われるコメンテーターの方々は、「消費者をバカにしている」「モラル・品格が疑われる」などとキビシーことをおっしゃっていた。なるほど、品格なき発言・態度ではありましたが、彼らをそうさせたのは、安いものを求め続けてきたわれわれ消費者だったんじゃーなかろーか?「お前らがより安く・・って求めるから、それに応えただけ・・・」と言ってるように思えてならんのです。


そうですねー。工場で作ったものを食べてる異常ってもっと考えるべき。タベモノを工業製品にしたから問題がいっぱい起こる。それに、モノに真っ当な対価を払いたくないというのは、やっぱり何か間違ってると思うなぁ。
外交政策の人身御供として田んぼを殺し続けてる国も国だが、原料コストを下げるために外国産の食材にどんどん手を出して日本の「農」を追い詰めてる食品メーカーだって・・どっちもどっち、ってーか、それを選択しているのは結局我々国民なワケだよな。

『明るい食品偽装入門』
魚柄仁之助 著
サンガ 刊 2008年9月 初版発行

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『にぎやかな大地』

佐賀県唐津で農業を営む“農民作家”山下惣一さんの小説。0902160003直木賞の候補作となっただけあって、ストーリーそのものもとても面白いが、農政や開発などを巡る農村の実態を題材に、いろいろと示唆に富んだ作品に仕上がっている。
農業を営むということは、土地に縛られ、ムラ単位の協働体制から逃れることはできない。みんなが少しずつ小さな我慢をしながら保たれてきたムラの結束が、リゾート開発を巡ってまっぷたつに割れた!
新聞記者やら、環境保護論をふりかざす都市住民やら、政治家やら、フィリピーナやら祈祷師やら・・いろんな人々が関わりながら、巧みにストーリーが展開していく。軽妙かつユーモラスなタッチで、重たい問題をサラリとつきつける、スゴい作品だ。


『にぎやかな大地』
山下惣一 著
講談社 刊 1992年11月 初版発行
初出/『明日の山河』日本農業新聞

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『森と田んぼの危機』

農学博士として稲・稲作などに関する研究を続けてこられた著者による、Photo 生態系の危機に関する指摘と、危機を脱するための模索を綴った一冊。古代から、人々は森を伐り拓いて都市化してきたが、オーバーユースで周辺の森が滅ぶと、都市もまた滅ぶという歴史を繰り返してきた。そんな中“再生可能な利用”を続けてきた日本の伝統的な稲作文化。
・・さまざまな問題点が指摘される中で「多様性」がひとつのキーワードとして挙げられている。
現在、日本の米生産の現場では、コシヒカリをはじめとするほぼ単一の品種だけが作付けされている。植林された森もまた、スギやヒノキなどの単一樹種で構成されている。生態系にとって多様性というのは不可欠の要素であり、多様性を排除してきた手法そのものがそもそも間違っているのではないか?というのが基本的な論点。

いくつかの部分を抜粋。
「農業生産は、日本でもアジアの他の地域でも生態系というシステムに貯えられた貯金を食いつぶしながら、そして生態系につけをまわしながら伸びてきた。しかし、生態系にはもはや、今までのように、人間のつけを吸収する許容力は残されていない。・・(中略)・・私たちはこれから、生態系の安定を回復することと人類のクオリティ・オブ・ライフ(QOL)を確保するという、二律背反的な命題に立ち向かわなければならない。」

「学校ぐるみで予防接種を受け、うがい、手洗いを励行させ、衛生教育を押し進め、さらに下水道を整備してトイレを水洗にし、家庭の水周りをきれいにし、と、私たちの生活はどんどん清潔になった。
もちろんそれ自体はよいことで私もそれを享受している。・・(中略)・・だが一方で、私たち自身が、体内に微生物を住まわせ、種々の生物との共存の中でしか生きられない生物そのものなのだという教育はほとんど行われてこなかった。そのために、私たちは必要以上にきたないものを排除し、その結果、無意識のうちに身の回りの環境から多様な生き物が共存する条件を失ってきたように思われる。抗菌グッズという冗談のようなものが飛ぶように売れるという社会の病理は、実は、私たち自身の生物としての命を危険に追いやるという皮肉な結果を招いているのである。」

約10年も前に書かれたものであるが、とても興味深い一冊だった。

朝日選書『森と田んぼの危機(クライシス)―植物遺伝学の視点から』
佐藤 洋一郎 著
朝日新聞社 刊  1999年11月初版発行

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“からいね”発芽

以前に福井で見つけてとっても美味しかった辛味大根・・
0811170001タネが売られてないかなーと思ってずっとあちこち探してたんだけど、見つけられなかった。んで、先日福井に行ったときにくまさんに聞いてみたら、「からいね」っていう品種のタネを見つけてきてくれた。
それをプランターに蒔いておいたら・・ついに発芽した。ふっくらとした双葉が元気に顔を出してる。


0811170002「からいね赤」という赤紫の品種も同時に蒔いたんだけど、こちらは少しオクテみたい。でも芽が赤くてかわいい!






0811100003こんな感じのミニサイズの大根になる予定なんだけど・・、実は蒔き時が9月で、順調に生育すると約90日で収穫できるらしい。ってことはホントはそろそろ収穫期?
畑の先生K田 さんに聞いたら「それだけ時期がずれてたらアカンのと違うか」とのこと。しかもこの品種は春蒔きには適していないらしい。ってことは本格栽培は来年の夏・・気の長い話やなー。
とりあえず発芽したこの子たちを大切に育てよーっと。

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安ければ、それでいいのか!?

“農民作家”として知られ、現代日本の食と農の問題点をPhoto鋭く指摘し続けている山下惣一さんを編者に、4人のジャーナリストが破格値のハンバーガーや牛丼などが提供される仕組み、そしてそれらが孕んでいる問題点を解き明かす。価格破壊のからくり、そしてグローバリゼーションと自由貿易という一見真っ当な経済の動きが、日本の食糧事情を追い詰めている実態をわかりやすく説明している。
農業は「自然」が相手であり、工業製品と同列に扱うべきではない。環境保全機能、そして何より自国民を守るという観点から農政を考えるべきであること。安いものには安いだけの理由があり、それをわかった上でそれでも選択するのかを消費者は考えるべきではないのか。
文中で引用されている一言に
「便利なものには代償がある」という下りがあるが、言い換えれば
「安価なものには代償がある」でもある。

長い年月をかけてブラッシュアップされてきた風土に固有の食文化は合理的で健康的で自然だ。それに対して農を大きく海外に依存し、工業に特化している日本の現状はあまりに不自然だ。安さのために安易に購入しているモノが、実は海外の環境にダメージを与え、農業を脅かし、ひいては自国の農業をも衰退に追いやっているという現実を知るための解りやすい道案内となる一冊。

『安ければ、それでいいのか!?』
山下惣一 編・著
コモンズ 刊 2001年11月初版発行

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収穫祭

Katuda Farmにて、恒例の秋の収穫祭。
0810150016鳴門金時、紅あずま、パープルスイートロード・・3種類のさつま芋を収穫。今年は少し、掘り起こし作業がうまくなったような気がする。


隣の畑の“センセイ”に掘りたての芋を少々おすそ分けしたら、焼き芋にして届けてくれた!



0810150039紫色が美しい「パープル・スイートロード」。掘りたて・焼きたての焼き芋はもう、形容しがたいほどの美味。夢中で食べていたらセンセイがひと言、「焼き芋食べてる時の女の人って、ホント幸せそうな顔してるね」
・・・いや、周りが見えない世界に入ってましたから。はい。


0810150033ついでに落花生も収穫。
腰痛中のウメちゃんも抜くわ抜くわ・・






0810150032落花生がこんな風にできるって、47年生きてきて初めて知った。面白い。







0810150044 “土”のチカラって、ホントにすごい。命を育む自然のしくみ。土や、太陽や、自然のありとあらゆるものが作用して育ててくれた“いのち”を食べて私は生きている。ここ数ヶ月だが、ほんの少しだけ「農」の世界に触れて、ほんのちょっぴりだけれど、ものの見方が変わってきたことを自覚している私である。

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今日はごはんを食べようキャンペーン

ニホンのまっとうなコメに「ガンバ~」なキモチで・・0809140001_2今日は勝手に「ごはん」キャンペーン。普段の山ランチは、自分で作るパスタサラダなんかが多いんだけど(できあいのものを買うのがキライで)、今日は朝御飯もランチもごはん。
コメの消費をも少し増やすことが、もしかして今大切なことかなぁ・・と極にゃみ的に思ったので唐突ですが・・。
炊飯器の「炊く子」さんは予約業務で忙しいので、久々に鍋で炊いたら少々硬めの炊き上がり。毎日おんなじ状態のごはんを何の疑問も感じずに食べてたけど、炊き上がりにばらつきがあるのって、案外楽しいやん。ごはん炊くのって、クリエイティブやよ。

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Katuda Farm で農作業・・・

久々にKatuda Farmへ・・
0808220020今日はワケギの球根を選別し、植え付け作業。
大きくなあれ・・年末には“ぬた”かしらん?







0808220026植え付けを手伝い、前回マルチングもさせてもらったさつまいも・・収穫予定は10月だけど、試しに数株掘ってみた。
やっぱまだ芋はまだまだ成長途上・・





0808220057本家の黒豆クン・・やっぱ立派・・ってーかうちの子とキョウダイとは思えない・・ひとりで立ってる!(って、あたり前か)






0808220058しかも、花が咲いてる!!

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『身土不二の探求』

東洋の叡智とも言える思想「身土不二」とは、Photo 「身体(身)と環境(土)とは不可分(不二)である」という意味で、人間と大地は一元一体であり、人間も環境の一部分なので、その土地で自然に産するものを食べることがさまざまな意味で合理的であるということを示している。近年の概念だが、「フード・マイルズ」という考え方にも完全に合致する。
日本の農業において大きな転換点となったのは、1961年に制定された「農業基本法」の「選択的拡大」。“農”という自然が相手の生業では、気候風土をはじめとする地域に固有の事情を優先すべきであるのに、欧米のスタンダードや工業的発想で法整備をしようとしたところに問題が潜んでいたと筆者は指摘する。
現在日本は食料自給率において先進国中最低レベルにあるが、国内で生産して不足するから輸入しているのではなく、政策的に農地を放棄させ、水田にいたってはかつての三分の一までも減反させてわざわざ遠い地球の彼方から食料を輸入しているのである。遠方から運んでくるということは、化石資源を消費するばかりではなく、農薬の使用、さらに長距離輸送のためにポストハーベストの必要性が生じるため、安全面でも問題がある。
著者は、「地産地消」「地域自給」のシステムを再構築することが近い将来現実となるであろう食糧危機からこの国を救う切り札となり、かつ安心安全な食の確保、つまり自らの“健康”を確保するための重要なポイントであると指摘している。
結びの部分から少しだけ引用する。

 結局、それぞれに身のまわりの環境と農と食を守っていく以外に道はない。そして、それをやるのは自分である。自分が変われば世の中が変わる。自分が変わらないかぎり世の中も変わらない。すなわち「身土不二」である。

『身土不二の探求』
山下惣一 著
創森社 刊
1998年11月 初版発行

10年前に書かれた本だが、極にゃみ的には、今まさに読まれるべき一冊であると思う。

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スパルタトマト収穫・・

水も肥料も最小限しか与えないという「スパルタ農法」で育てていたうちのトマト君・・0807240002花が2つさいて、長~いことかかって真っ赤に熟れた。
が・・直径約1cmと6mm。ミニトマトじゃなくてふつーのトマトなんですけど~?
収穫したらみんなで食べようと思ってたけど、それどころじゃない。ぱくりと一口だった。ま、お味はとっても美味だったけど、もう蕾もついてないし。いったい・・・

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うちのトマト君。

かわいそうなくらい貧弱・・・0807150002苗で買ってきて「スパルタ農法」で育ててるつもりなんだけど、何が悪いのかサッパリ育たない。一応教科書通り毛だらけにはなってるけど・・

それでも花がさいて、実がひとつなったけど、これがまたプチトマトより小さい・・収穫して食べるべきか今しばらく見守るべきか、なんとも判断できなくて何日もペンディングしている。どうしよう・・

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『いのちの食べかた』

各地で自主上映されて話題になっている映画『いのちの食べかた』を観た。
Photo_2原題は聖書の言葉『OUR DAILY BREAD(われらの日々の糧)』。来歴に思いを馳せることなどなく日々口にしている食品がどうやって作られているのか、その過程を淡々と描いたドキュメンタリー作品。ナレーションもなく、特殊な演出もBGMも何もない。ほとんどフィックスのカメラで撮影されたさまざまな食糧生産現場の映像をオムニバスでつないだだけ。衝撃的なシーンもいくつかあるが、それらの作業をしている人々がひたすら無表情なのがなんともいえない。そして、彼らの昼食風景が時折織り込まれるが、黙々と食べる姿はけっして美味しそうでもなければ幸せそうでもなく、食べるっていったいどういうことなんだろう・・と改めて考えてしまった。
何も考えることなく日々の糧を口にしている私たちだが、食べものはすべて「いのち」であり、食事の前に「いただきます」というのは、ただの呪文なんかではない・・ってことを改めて考えた。一見の価値のある作品だと思う。
★『いのちの食べかた』公式サイト・・ココ!

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大豆Love!

“農”に関心が深まっている極にゃみ的に、今気になってしかたないのが大豆。0806300008日本料理の基本的食材である醤油、味噌の原料であり、「あぜ豆」と呼ばれ、田んぼのあぜで稲と共に作られてきた伝統的作物だ。しかし、手間ひまかけて栽培しても、遺伝子組換えや農薬などを駆使して大規模生産される安い海外産に太刀打ちできないため、国内生産は低下の一途をたどり、自給率はわずか3%まで落ち込んでいる。


0806300009南米諸国では大豆の生産拡大のために熱帯雨林が焼き払われ、大規模な環境破壊が進行していることが国際的な問題となっているし、フードマイレージの観点からも国産品の増産が望まれるところ。・・ってなオオゲサな話はさておき、「いっぺん大豆を栽培をしてみたい!」と思った極にゃみ的には、畑を持っている友人にお願いして少々作付けしてもらうことにした。

08063000266月末が種蒔きの適期とのことで、「鶴の子」と「丹波黒豆」を播種。畑に直播きすると、速攻で鳥が掘り返して食べちゃうってことで、ポット苗に防鳥ネットという作戦にした。3週間ほどで定植し、順調に生育すれば10月末くらいに収穫?
ばっちり収穫できれば味噌作りにもチャレンジしたい・・という遠大な野望をも抱いているにゃみにゃみ。なのであるsmile
↑防鳥ネット。ごんべ・・ぢゃなくてにゃみにゃみ。が種蒔きゃ、ハトやカラスが速攻でつつくらしい。ヤツラは監視してるのか?

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瑞穂の国

水無月晦日(みなづきみそか)、年の半分が終った「夏越の祓(なごしのはらえ)」だ。
0806300053農村では、稲がすくすくと育っている。水田のある風景って本当に美しいと思う。瑞々しい緑の田を見ると、ほっとする。日本って最高にいい国だなー、と・・一瞬錯覚するほどに。
・・・この風景が完全自給できるくらいの範囲で全国に展開しているのなら、べつに錯覚ではないのだろうけれども。

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『減反神社』

農民作家として知られる山下惣一さんの初の小説集だが、いまや入手困難・・
0806250005以下「あとがき」より抜粋。
 よく知られているように、かつての農村は封建的地主制度のもとで搾取、抑圧され、名作といわれる長塚節の「土」の序文で夏目漱石のいう「・・・・・・ただ土の上に生みつけられて土とともに生長した蛆同様に憐れな百姓・・・・」の状況であったらしい。以来、大正、昭和とこの蛆虫たちは生きつづけ、戦後、GHQの農地解放によって長い抑圧と搾取から解き放たれ、それを契機として政治的には保守化の傾向を強めていくのである。戦後の混乱がおさまり、朝鮮戦争をきっかけにこの国が工業化社会として発展するにつれて、ふたたび自作農となった農民たちは新たな軛につながれることになる。農業の近代化、選択的拡大、自立農家育成、農産物輸入の増大、コメの減反、みかんの過剰・・・・・次々と打出されてくる政策と不安定な経済状況にふりまわされ、右往左往し、日日の暮らしを支える現金を求めてさまよっているうちに、ふと気づいてみたら村も農業もすっかり変わっていた。農業だけでやっている家はごく小数になり、村は混在化し、農家といえどもマーケットへ野菜を買いに走り、子供は農業をつがず、嫁のきてはなく、将来になんの希望も展望ももてず、しかし、生活は都市化し、地価は高騰し・・(略)・・

著者が青年時代から「ひとりの百姓として生きてきたのはそういうひとつの時代」であった。そういう時代の農村をリアルに描いた味わいある短編が5作。昭和54年度の地上文学賞を受傷した表題作をはじめ、いずれも農村(漁村)のくらしを淡々と描きながらも、そこはかとないユーモアとペーソスが溢れ、しみじみと考えさせられる作品集だ。新田次郎さん、野坂昭如さんが高い評価を下されているのもなるほどと思う。極にゃみ的には、地に足のついた、軸のブレない野太い知性を尊敬する。

『減反神社』
昭和56年1月3日 初版発行
山下惣一 著
家の光協会 刊

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『食は土にあり―永田農法の原点 』

読んで驚愕!! ・・・「農業=環境破壊」!? えぇぇぇぇーっ?
Photo漁労採集によって細々と暮らしていた我々の祖先が、あるとき食料とするために都合のいい植物や動物を育てることを思いついた。そして彼らは土地を切り開き、作物を植え付け、家畜化した動物を育てた。安定的に食料が生産されるようになると、余剰食糧によって人口が増加した。さらなる増産が必要となり、開墾が進み・・
農業の発生が、そもそもの環境破壊の始まりだったんだ・・

「農法指南書」かと思って手にした本なのだが、生態系に悪影響を及ぼす農薬や、過剰な肥料を駆使した“高収益農業”の行き着く先を示し、ハイブリッドや遺伝子組み換え作物の危険性など、農業に内在する問題点を鋭く指摘。「持続可能な農業」を進めていくための方策を提示する興味深い一冊。

本文より抜粋
「だからこそ、私は、自然に遠慮しながら、農業をしなければいけないと考えています。」
・・そうして作られる作物は、肥料たっぷり、ハイテクの限りを尽くして作られる“近代農法”の野菜、形は揃っていても味はイマイチ、つまりは生産者にとって都合がいいだけのものとは全く違って、とてつもなく美味であるらしい。
何にしろ農業、奥が深いぞー・・・。

『食は土にあり―永田農法の原点 』
NTT出版 刊
永田 照喜治 著
2003年6月 初版発行

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『農に聞け!二十一世紀 地肌に息吹く自立の精神 』

井上ひさしさん、山下惣一さんなど、さまざまな立場で農に携わる7人が、Photo_2これからのあるべき農の形を提言する一冊。一貫して述べられているのは、大地に根ざした“自立”が重要であるということ。自分たちが食べるものは自分たちで作り、守っていくという姿勢が不可欠ってコトだなー。

極にゃみ的超偏った要約・・
・ボローニャ方式/
イタリアの自治都市ボローニャが豊かであるのは「地域の問題は地域の人々が考え、解決すべきである」という“自立精神”が基本にあるから。第二次大戦後、アメリカからの復興支援資金を拒否し、その代わり中央政府からの口出しもシャットアウトして自治を貫いたという。

食糧援助と引き換えに、伝統的食文化をアッサリ売り渡しアメリカの思うツボにハマった日本の戦後復興と正反対やなー・・

・WTOと新農業基本法/
WTO(世界貿易機関)の枠組みに日本の農政を合わせるために改正されたのが1999年制定の新農業基本法。「自由貿易至上主義」を基本姿勢とするWTOは日本の農業生産拡大を抑制するため、輸入の自由化と関税の引き下げを要求し、さらには国内農業保護の予算削減、輸出補助金を削減させた。

それって、食料の大量輸入国である日本にとっては食の安全性や安定供給が脅かされることに直結する問題やないのん?

また、WHO(世界保健機構)とFAO(食糧農業機構)の合同委員会であるコーデックス委員会は、一見中立の立場に見えるが、実際には全委員中3割が多国籍食品企業や農業関連産業出身者で、「より甘い規格」を押し付け、過去の食品公害に学んで厳しい基準を設けてきた日本でありながら、コーデックス規格に準じて安全性基準が大きく引き下げられている。

・さらに、新農業基本法では、農業の「多面的機能の発揮」や「持続的発展」「自然循環機能の維持推進」を大義名分に謳いながら、国境措置撤廃下で市場原理を導入することにより結果的に耕作地放棄の増大や農村が衰退している。

・自国で農業生産が行えるにも関わらず「経済大国」日本がそれを行わずに、金にあかせて大量の農産物を輸入することは、農産物の国際価格高騰につながり、食糧不足で苦しむ国の輸入を困難にするという、まさに“犯罪的行為”である。
・したがって、日本が農業生産を増大することは、自国民のためだけではなく国際貢献にもつながる。

ってーか、ムリヤリ田んぼを放棄させて主食のコメを輸入するってなんかおかしくないか?生産コストがどうであれ、石油資源を燃やして海の向こうから運んで来るっていうのもいかがなものかと・・

うーん・・なんとも脈絡のない要約になってしまった。
が、いろんな切り口で今の「農」の問題が読める盛りだくさんで読み応えのある一冊だった。ムリヤリひと言でまとめると、日本の伝統的な「小規模複合経営」的な農業のスタイルがやはり日本にはマッチしていて、アメリカ的な大規模集約的農業は合理的ではないってことかなー。

『農に聞け!二十一世紀  地肌に息吹く自立の精神 』
石川武男 編 
井上ひさし ほか7名 著
家の光協会 刊
2001年12月 発行

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『農から見た日本 ある農民作家の遺書』

この半世紀、日本は「近代化」というスローガンの下でPhoto_2利益至上主義・効率至上主義を最良の 価値観として国を挙げて驀進してきた。それはとりもなおさず、“工業”の手法であり、そんな中で軽視され切り捨てられた挙句に瀕死の状態に追い詰められてきたのが「農」。
農地の荒廃、食料自給率の低下・・長い年月をかけてこの国の祖先たちが培ってきた叡智、土地から収奪しない安定的サイクルで永続的に食料を生産していた“豊葦原瑞穂国”はもはや見る影もなくなってしまった。

「まえがき」から抜粋する。
『この本は恥ずかしながらの自分史です。遺書のつもりで書きました。
(略)もし私が書かなかったら、この間のこの国のぼう大な数の百姓衆の無念の思いや叫びは、世間に知られることもなく歴史とともに風化してしまう。そんな焦りと義務感のようなものが、私をかりたてました。とはいえもう十年若かったらたぶん書けなかったでしょうし、もちろんその逆でも不可能であり、それゆえに私の、もう少し大げさにいえば私たちの世代の次世代にあてた遺言状といってもいいのではないかと考えています
。』

「農民」の視点からこの国の変貌を凝視してきた著者は、国土が狭く人口が集中しているからこそ「地産地消」、「ほどほどの安定した小さな循環型社会」に希望を見出す。

再び「まえがき」から抜粋。
持続的、永続的な農業と安全な食と健やかな暮らしを目指すとすれば、
この半世紀で壊してしまったこの三つの修復、回復しかないと私は考えています。
それは直線的に昔に帰ることではなく、現代の技術と知恵で原理原則を、
決して行き詰ることのない循環に転換していくということです。
きっと時代はそう動いていくでしょう。それぞれの立場で、やれる範囲で一人でも多くの人がその流れに加わってくださることを祈るのみです。』

『農から見た日本 ある農民作家の遺書』
山下惣一 著
清流出版 刊
2004年7月22日

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日本の風景

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「緑の野菜は健康にいい」は幻想?

永田照喜治氏『美味しさの力』より・・・極にゃみ的読み②
0805140026幼少のみぎりから、ポパイが深緑のほうれん草カンヅメをがーっと食べるシーンをインプリンティングされてるせいか、緑の濃い野菜は健康にいいと思い込んでたけど・・

←ちなみにコレはじゃがいもだから記事と関係ナシ

水や肥料をやりすぎると、植物的には過剰摂取、植物版メタボ的状態になり、代謝異常をきたしてアクを出すのだそうだ。青物野菜の深緑色、お茶っぱなども濃い緑色がアタリマエだと思っていたけど、本来の健全な状態ではもっと淡い色をしているそうだ。
で、これらの“異常に色の濃い”野菜には、「硝酸態窒素」がたくさん含まれていて、含有量が増加した原因のひとつは有機肥料などの過剰投与なのだそうだ(化成肥料は含有量がはっきりしているので適正使用ができるが、有機肥料は含有量がハッキリしない上遅効性なので過剰施肥になりがちなのだとか)。

そして、ここからは別のソースからの情報だが、硝酸態窒素を摂取すると体内で毒性の強い「亜硝酸Na」となり、たんぱく質・アミノ酸と結合して更に強力な発ガン性を持つ「ニトロソアミン」を形成する。
WHOによると、第2次大戦後から1986年までに硝酸態窒素が原因で約2000件の中毒事故が発生し、160人の乳幼児が死亡(農作物だけが原因ではないが)。
そこで、EUでは1999年に農産物に含まれる硝酸態窒素の基準値を定め、残留濃度が3000ppmを超えるものは「汚染野菜」として規制している。日本では対応が遅れていて、ホウレン草・小松菜・春菊・チンゲンサイなどでは、20,000ppmを越えるようなものも流通しているらしい。(日本人の硝酸態窒素の摂取量は一日当たり300mgを越えているが、WHOの基準では一日あたりの摂取許容量は体重1kgあたり3.5mg。極にゃみ的には175mg・・)

そんなこと言われても、緑の葉っぱ大好きなんだけどなぁ・・硝酸態窒素そのものは水溶性だから、茹でれば大丈夫なような気もするけどどうなんだか。何でも過剰はイカン、ってことだよな。

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有機農法は本当に“よい”のか?

永田照喜治氏『美味しさの力』より・・・極にゃみ的読み①
0805270007虫や動物が植物を食べて育ち、それらの排泄物や死骸を微生物が分解し、それを植物が吸収して育つ・・というのが自然界のサイクル。堆肥や厩肥などの有機物を農作物の肥料として利用することはある意味で合理的だ。
しかし、植物は有機物をそのまま取り込むわけではない。窒素・リン・カリの無機物に分解されてはじめて養分として利用される。つまり植物にとっては、有機肥料であろうが化学肥料であろうが、必要な成分がバランスよく含まれていればいいのである。だから、「有機肥料で作った野菜は安全で、化学肥料で作った野菜は悪い」ということではマッタクないのである。(ちなみに写真はトマトの花)

ところで「有機肥料」とは何か?ちょっとネットで調べてみた。
家畜の糞(厩肥)、落ち葉など(堆肥)、魚粕・骨粉など動物質肥料、なたねや大豆などから油を絞った後の油粕などがある。特定の成分のみが含まれている化学肥料と違って、複雑にいろいろな成分が含まれ、総合的に土壌微生物を増やすなど土壌改善にもつながる効果があるので、よい作物が作りやすいとされている。しかし、有機肥料は即効性がないため、作物が吸収するまえに降雨などで流れ出し、下流の水系や海の環境に多大な影響を与える点が問題になっている。
重大な汚染事例としては、北欧のバルト海が挙げられる。この閉鎖海域を囲む北欧の国々は、バクテリアが活発でない岩だらけの土地であり、畜産が盛んなために牧草地に大量に撒かれた厩肥が雨の度に流れ出し、海底深くに沈殿。海水温が低いため分解が進まず、海水中の酸素を消費した結果、海域の約半分にあたる部分が完全に酸欠のために「死の海」になってしまっているという。
日本でも、閉鎖水域における農業排水による汚染は問題化しており、東京湾、伊勢湾、琵琶湖南湖、長崎の大村湾などでも水質悪化が進んでいるという。

ってーコトは・・
「有機農法はよい」と単純に考えることはできないってことだ。
ううーん、なるほどねー。

ところで・・植物は無機物しか吸収しないか、と言えば、実は有機物を吸収しているという調査結果もある。日本で初の狂牛病が確認された2001年9月。肉骨粉の危険性が認識され、10月には動物性有機肥料が全面的に禁止されたのだが、それまでは血粉、蹄角粉、皮革粉、フェザーミール(鶏の羽)などあらゆる畜産廃棄物が利用されていたそうだ。有機肥料という名の商品にしているけれど、要は産業廃棄物処理とちゃうんか・・『美味しさの力』の中でも、次のような指摘がある。

「今、巷で行われている有機栽培はリサイクルを通り越して、家畜の糞尿処理のためのゴミ捨て場と化しています。(略)
しかし問題なのは有機肥料の質と量です。じっさいこれが大問題なのです。ご存知のとおり、合理性の至上命令のもとに、家畜の大半は濃厚飼料を大量に与えられて育ちます。狭い厩舎でほとんど身動きもできずに、ブクブク太らされて・・・・。病気にかかりやすくなるのもあたり前、そのために抗生物質、ホルモン剤、果ては成長促進剤まで投与されます。文字通り薬づけの状態なのですが、それでもなお病気持ちの家畜は多く、これは有名な統計ですが、驚くことに、養豚の90%以上が潰瘍にかかっています。
 こんな動物たちの糞尿から堆肥が作られているのです。」

「堆肥などの有機肥料が土中で発生させるメタンガスもばかになりません。空気中では好気性発酵によりメタンガスに変わることはないのに、肥料として土に入れたとたんにガスを発生するのですから厄介です。植物の根を傷めるだけにとどまらず、有機肥料は環境破壊の主原因たり得るから怖いのです。
 有機肥料はもともと、生態系のサイクルを狂わせないというのが謳い文句のはず。それがこのように環境破壊を招いたのでは、まさに主客転倒です。本来の有機農業とは植物が地球環境と有機的に関わりあい、生態系の中で自分の役割をきちんと果たしているようなシステムであるべきです。私はとり立てて自分のやり方が“有機的”であるとは言いませんが、少なくとも現今の有機栽培よりはかなり有機的であると確信しています。」

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『美味しさの力』

「永田農法で作った野菜はケタ違いに美味い」という話は聞いていた。Photo_2それが肥料や水を極限まで減らして育てる「スパルタ農法」と呼ばれる変わった方法だということも。が、イマイチよくわからなかったんで、この本を読んでみることにした。
口絵には毛の生えたマッチョなトマト、トゲだらけのこわもてナスビなんかの写真。そして、このユニークな農法を生み出した天才農業家・永田照喜治(てるきち)さんのプロフィール、永田農法が確立されるまでの経緯、いろいろなところで実践されている事例などが詳しく紹介され、この驚異的な農法の概要を効率よく理解することができる一冊だ。

これを読むと「有機農法による露地栽培が最高」っていう自然志向の人にありがちな“思い込み”は完全に破砕される。なぜなら、永田農法では化学肥料を使用するし、トマトなどはハウス栽培だ。そのほかにも、“思い込み”による常識が次々と覆されることばかり・・本当に必要なことは、植物が潜在的に(自然に)備えている能力をうまく引き出してやること。生き物としての生命力を最大限に活かせる環境にしてやること。うーん、なんだか農業に限ったハナシではないような・・
ともかく、毛むくじゃらのでこぼこトマト、食ってみたいなー。

『美味しさの力』
PHP研究所 刊
永田 照喜治 著
(飯田辰彦 企画・構成)
1998年10月 初版第1刷 発行

極にゃみ的読み① 有機農法は本当に“よい”のか?
「緑の野菜は健康にいい」は幻想?

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『かくて日本人は飢死する』

表紙のビジュアルがなんだか怖い。独特の不思議な言葉遣いがまた怖い。しかも・・
Photo『本書において警告も対策も模索もしない。今更どうにもなりはしない、先を思わず只今をせいぜい楽しむよう、今日一日充実した日を過ごされるよう願って書いた。 
平成十二年五月 野坂昭如』ってゆー、序文がまた怖い。

しかしながら・・
世界屈指の“飽食の国”と言われる日本の食糧自給率は、穀物で27%、カロリーベースで39%(2005年度)。世界178カ国中の130番目。主要先進国中最低レベル。
30年後、世界で5億トンの穀物不足が恒常的になるといわれている今、「かくて日本人は餓死する」って話を、荒唐無稽と一笑に付すことができるだろうか。

いまや日本人のほとんどが実体験として知らない「飢餓」を経験した著者が、崖っぷちにある日本の食糧事情を厳しく批判。敗戦後、アメリカの政策によって破壊された伝統的食文化。弥生時代以来営々と培われてきた米作りの仕組みをとことん殺す農政。充分な検証もなされないままどんどん市場に侵入している遺伝子組み換え食品・・。あまりにも危機感のないこの平和ボケの国では、かなり過激に感じられる語り口ではあるが、読んでみるべき一冊だと思う。

以下、極にゃみ的抜粋
『ぼくの飢餓体験は昭和二十年夏あたりから、二十二年暮れまで、最後の頃は餓死寸前だった。この約二年半の記憶がまだこびりついている。そして、今の日本は、いつ、あの列島住民、明けても暮れても、食うことばかり念頭にあった状態に堕ちこんでも不思議はない。本来、島国は食いものについて自給自足の仕組みが成り立っていればこそ、人間、生物が棲みつける。わが国のありようは、この本来の姿と、まるでかけ離れてしまった、地球で抜きん出た食いもの輸入大国。』

『日本は、一度の敗戦をうまく処理できず、まんまとアメリカにしてやられ、歴史に例のない大量餓死者が出て当然の食いものの仕組み。後十年もすれば豊葦原瑞穂の国に、この恵まれた自然、培われた知恵によって、伝えられてきた、まともな米作りは姿を消す。(略)日本は、豊穣な大地、農にふさわしい気候に恵まれながら、これを弊履の如く棄て、即ち当然の報いを受ける。
 ではどうしたらいいか。どうにもなりはしない。みなさん携帯電話片手に、パソコンの前で、虚ろな眼、特有のふくれた腹、枯れ木の如き手足、冷え冷えと餓死する。政府は、せめて今のうちに、麻薬を大量輸入備蓄しておくべきである。たとえば阿片なら、これを吸飲することで飢えの苦しみをまぎらせ得るし・・(略)・・』

 ね、ね、ね、すんごく怖いっしょ、独特の文体が。でも読んでよかったと思う。

『かくて日本人は飢死する』
野坂昭如 著
PHP研究所 刊
2006年6月 初版第1刷 発行

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『劇的なる農』

行動派の作家として知られる立松和平さんの本を読んだ。
0804250022「農業はたえず移ろいゆく美しい舞台である。
私たちをとり囲む田んぼや畑は、真っ先に風景の彩りを映す。冬枯れの景色の中に地中から湧き出すかのように大地が草の緑に染まっていき、やがて一面に水が張られる。山野が輝き始めるのだ。太陽の光、月の光、空の光が水に映り、光は山野に満ちるのである。 これが私たちの国の春のことぶれだ。」 -本文より

0805150015現実の農業の現場は、天候に左右される不安定さや煩雑な作業、夏の暑さや冬の寒さの中で行われる苛酷な一面もあるだろう。しかし、人間が生きる上での基本中の基本である“食”を支える唯一の産業である“農”をないがしろにしている今の日本の状況は非常に不合理であり、不安定であり、破滅的ですらあると思う。
国土の大半が山で平地が少ないこの国で、長い長い歳月をかけて我々の先祖が作り上げてきた稲作の舞台、丁寧に造られたたくさんの田んぼが消滅しようとしている今。
気鋭の作家がコメ作りの現場に立会い、また全国の農村をたずねて歩いた記録であるこの作品は、都市生活者が“農”の現場を垣間見るための手ごろな指南書だ。

『劇的なる農』
立松和平 著
ダイヤモンド社 刊
1999年5月 初版発行

食料自給率が40%を割り込み、国際的なトラブルが起こればいつ何時食糧危機に見舞われるかもしれないという状況にありながら“減反政策”でコメが作らないようにし続けているのはなぜなのか。この国の津々浦々にあった水田は、治水ダムよりも遥かに優れた水資源の涵養能力を持っているのに、それをどんどん無力化して、巨大なコンクリートの構造物を作り続けているのはなぜなのか。
極にゃみ的にはわからないことだらけの今の日本だけれど、田植えが終わり、すくすくと稲が育ち始めた青田の美しさを見るにつけ、自分は農耕民族の末裔なのだと感じる。

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豊穣なる“土”のパワー。

春から夏という季節は、太陽と土壌のパワーがみなぎるシーズン。
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ここんとずーっと・・・「食べる」という行為をあまりに軽視し、虚業に生きている今の都市生活者のライフスタイルって、やっぱりなにかおかしい・・と感じていた極にゃみ的には「農」というものが気になってしかたがない。

縁があって時折垣間見てるってだけなんだけど、機会があれば本気で体験してみたいと思う。農業国日本で我々の先祖が営々と作り上げてきた豊穣なる田畑が復権すれば、温暖化とか、近い将来現実化すると言われている水不足、食料難などの問題が少しは解決に向かうのでは・・と極にゃみ的には思う。論理的な考証はできないけれど、直感的にそう感じている。
今日一日土に触れてみて、体力だけが自慢の私が案外根性なしにへとへとになったけれども、得難い体験だった。農業は偉大だ・・

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『宇宙と大地  農のある暮らしへ』

宇宙飛行士から、大地に根ざした農業へ・・・
Photoテレビ局の国際ニュースセンター長を務め、世界を舞台にジャーナリストとして活躍してきたキャリアを棄てて、東北の農村で農業によって生きる道を選択・・・。
著者の秋山豊寛さんは、日本人初の宇宙飛行士としてソユーズ、宇宙ステーション・ミールに搭乗、地球の映像を生中継した報道記者としても知られる。宇宙から見た地球、そしてさまざまな取材を通して“環境”について考え、最終的に“農のある暮らし”を選んだ理由。食べものを自給することの意味、自然の中にあることの心地よさ・・ライフスタイルを考え直してみたいなー、と思わせられる一冊。

極にゃみ的ピックアップ
* * * * *
 二十世紀は、科学とそれに基づく技術の発展で、その恩恵にあずかる限りにおいては、幸せな人々を生み出した部分もあります。その一方で、たくさんの地球規模の破壊を生み出しました。破壊による被害は、恩恵にあずかった人々だけでなく、あずからなかった人々も受けます。これは、不公平であり不平等ではないでしょうか。フロンによるオゾン層の破壊で、被害はクーラーや冷蔵庫の便利さを知らない人々をも直撃します。
 途上国の人口増を心配する人がいます。しかし、日本など先進国で生まれた子供が一生涯に使う資源エネルギー量は、途上国に生まれた子供の生涯に使う量の何十倍であることに気づいているのでしょうか。
 困っている人間を助けることに理由はいりませんが、助けないための理由は必要です。説得力のある理由は見つかるのでしょうか。
 (略)
先進国の住民のライフスタイルの変更こそ、その第一歩でなければならないのではないでしょうか。

『宇宙と大地  農のある暮らしへ』
秋山豊寛 著
岩波書店 発酵
1999年10月 初版第1刷発行

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土のちから。

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芽吹き、伸張、競争、結実、食うもの、食われるもの、守るもの、攻めるもの、エトセトラエトセトラ。
土を舞台に、いろんないのちのドラマが展開している。農園はドラマチックで実に面白い。農作業はテキメンに腰にくるけど・・・coldsweats01
帰りに寄った歯医者さんで「農作業を手伝わせてもらって、収穫物をもらってきた」と言ったら「交通費の方が高いやろ」と図星なご指摘。「せやけどその体験は金では買われへんで」とも。ま、さ、に、おっしゃるとおり!

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「食べものはみんな生きていた」

このところ、なぜだか“農”やら“土”やらが気になってしかたがない。
Photoこの本は佐賀県唐津で50年にわたって農業に携わる傍ら、文筆活動にも取り組んでいる山下惣一さんによる「農からの提言」。小学生向けの新聞に連載されたものだが、いろいろな角度から今の日本の「食」の問題を取り上げており、「じいちゃん」が子どもたちに語って聞かせる優しくてわかりやすい表現ながら、鋭い視点が盛り込まれた読み応えのある一冊。大人にもオススメだ。

文中より・・・
「自由貿易をどんどんすすめていけば、飢餓はなくなるというのはウソだ。農産物の貿易は、あまっているところから不足しているところへ、ではなく、値段の安いところから高いところへしか行かない。だから、日本みたいな飽食の国がある一方で、飢餓の国があるわけだ」
そして、“身土不二”の思想なども絡めながら、
「農業は、それぞれの国や地域で可能なかぎり自給する、その方向でみんなが支援し協力していくというのが、地球上から飢餓をなくす唯一の正しい方向だ」
と結論付ける。世界40ヵ国以上の農の現場をその目で見、各地の農民と交わり、飢えている人々の現実も見据えてきた山下さんならではの“地についた”思想なのだろう。

日本の食糧自給率はカロリーベースで40%を下回っているが、実際のところこの問題は国際紛争などの影響で食料が足りなくなる可能性があるというだけに留まらない。「農」を工業と同列に扱い、生産性や効率、利潤で評価する「市場原理」が日本の農を壊滅的なところへ追いやった。長期的、あるいは環境的な視点が欠落した減反政策により、多様な生態系と水資源を涵養する偉大な自然環境「水田」が失われた。
食の安全、食文化、地域の環境保全、水資源確保・・多岐にわたるさまざまな問題は、農業をきちんと見直すことの中に解決方法が埋もれているのではないかと感じる。
とりあえず・・極にゃみ的には輸入パスタをちょっと控えて、国産のコメをもっと食べようかな。それと・・「農」の現場を知りたいな。

『食べものはみんな生きていた』
山下 惣一 著 講談社 刊
2004年6月 初版第1刷 発行

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バジリコ発芽~♪

半月ほど前に蒔いたバジリコが芽を出したhappy01
0804140006ちいさなちいさなふたばがカワイイ♪
あと半月もしたらまたフレッシュのバジリコが食べられる~。うしし楽しみheart04

でも、めんどくさいのでイタリアンパセリとごちゃ混ぜで種まきしたんだけど、パセリはひとつも芽を出してない・・

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緑色美味の悦楽

JAの産直ショップで、瑞々しくて可愛らしい花ワサビを見つけた。
0804110009これは、さーっと熱湯をかけて水切りし、醤油をかけて置いておくだけでとっても美味な酒のアテになる。ピリっと清冽な辛さが極にゃみ的お気に入り。この季節だけの味わいなんだなぁ・・





0804110002これも旬の味わいだな・・
スナップえんどう、大好き。アスパラも、さっと茹でるだけで、なんにも味をつけなくてもとっても美味しい・・
“宝塚産”のPOPに惹かれてつい買ってしまった。やっぱり地元産がイチバン!

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春の農園

雨の中、和歌山のKatuda Farmにおでかけ。0803200012
“農作業をお手伝い”させていただくはずが、雨のためなんだかサボりモードに。朝からのんびりお茶して、ゆっくりとカッパを着こんで、長靴はいて・・・


春のあぜ道には、ホトケノザが満開で可憐な彩りを添えている。

0803200018作業はなにもしなくて、収穫だけ・・・

下仁田ねぎを掘り起こし、大根を引き抜き、人参も掘り出して・・・






0803200001 畑のすみには、初夏の頃にはさくらんぼが実るという桜の木が可憐な花を咲かせていた。

土って偉大。農業は生きる基本。
たまーに、垣間見るだけの世界だけど、ホントに大事ななりわいだと思う。たまーに垣間見させていただけることに感謝。

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美山特産「河内赤かぶら」

またまた福井の美味。“さくらみそ”と共にくまさんが買っててくれたお漬物。
0803140002平家の落人が村人に伝えたという真っ赤なかぶらで、千年もの歴史を持つ美山地域の伝統的作物。今も古式ゆかしい焼畑で無農薬栽培されており、ややほろ苦く、野性味を感じさせる辛みとほのかな甘さが独特の味わいで美味い。鮮やかな色は、この品種ならではのもの。ちなみに「河内」はカワチではなく「こうち」と読む。

★JA越前美山農業協同組合 河内赤かぶら生産組合
  07797-5-3111

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これがまさしくいもづる式・・

秋晴れのKatuda Farmで収穫祭。
0710170023さつまいもを2畝、掘らせてもらう。
オーナーのご指導によりオオモノを掘り出し、ご満悦のK上嬢の図。
イモ堀りは思いのほか重労働で、まず回りを掘って、掘って、掘って、ていねいに作業しないといけないんだけど、傷をつけずに掘り出すのはなかなか難しい作業なのである・・・。

0710170024「あ゛ッ・・」
「げげっ・・」
「うわっ・・」
・・ばっさり真っ二つ、とか、真ん中グサリ、とか、重傷イモ続出・・どうやら我々は、イモ堀りの才能にはあまり恵まれていないようであった。イモの皆さんには申し訳ないコトを・・・でもなんだかんだで約300kg近くを掘り上げた。こ、腰が・・

0710170012これがホントの“いもづる式”。
伝統的品種の「ベニアズマ」と「ナルトキントキ」の2種なんだけど、どちらもデカい・・
大きいものだと3~4個、小さいものなら7~8個がずるずる繋がって出てくるからもうびっくり!

大地とお日様の力って、偉大だ~・・

ところで・・、かつて小山田大ちゃんは言いました。
「クライミングは力だ!」
極にゃみ的には思いました。
「農作業は力だ!」
 ・・・農作業、プリミティブです。年に数回、おちゃらけモードでやるからかもしれませんが、好きです。

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『東京・自然農園物語』

都心には珍しい4千坪もの農地に隣接する安アパート。なぜかイマドキ「汲み取り式」のトPhoto イレがついた格安物件には、コピーライター、万年学生、ヤクザ、ホステスという妙な組み合わせの住人が暮らしていた。大家である農地の持ち主は、元々はブタを飼ってその糞を肥料にしていたのだが、年をとってブタの世話がたいへんになったのでアパートを建てて人糞を採集?することにしたらしく、4人の住人は近隣住民から「土肥農園のブタがわり」とバカにされていた。ところが、地主が急に亡くなって、意外なことに4人の住人がその広大な農地を相続することに・・
が、「5年間人肥を使った有機農法で農業を続けること」という奇妙な条件がついていたため、やったこともない農作業に取り組むハメになった4人が、「いかに手抜きをするか」に智恵を絞りながらも、徐々に土や草木に愛着を覚え始めて・・という、とってもタノシイ“農業ファンタジー”。
奥深い「シゼンのチカラ」が彼らを変えていく再生の物語・・・久々に楽しくイッキ読みした一冊となった。

著者の山田 健さんはサントリー宣伝部のコピーライター出身で、同社の「世界のワインカタログ」編集長でもある。ワインに関する著書もいろいろ・・先日読んだ「バラに守られたワイン畑」もそのひとつ。
私が欠席した前回の“マントルピースを囲む会”のゲストスピーカーだった。お話聞きたかったな。

『東京・自然農園物語』
 山田 健 著
 草思社 刊 2007年3月初版発行

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畑の花・・

katuda-Farmのお花たち・・
0707180005すいかの花。
やわらかな産毛の生えたつるがなんだかカワイイ・・





0707180010枝の根元にこっそり咲いた、地味というか目立たない小さな花。
でもよく見るとやっぱマメ科っぽい。枝豆。





0707180019 ズッキーニの花。
株の根元にでっかい花が咲いてる。ズッキーニがこんなふうに実るって初めて見た。
花もフリットなんかにして食べられるそうなんだけど、なんとも言えずデカい!
やっぱこいつ、カボチャだ・・

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収穫

トマト、なすび、パプリカ、万願寺とうがらし、ズッキーニ、バジリコ、大葉、とうもろこし・・
0707180025収穫作業はホントにわくわくと楽しい。

畑でいただく完熟トマトの美味しさときたら・・
それから、もぎたてのとうもろこしは、生で食べるととっても甘くてジューシー、これは新発見。

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収穫祭

KATUDA Farmにて農作業体験のはずが、雨ですがな。
0707180008でも、植物も虫も含めて、たくさんの生き物が生存競争を繰り広げているドラマチックな現場を目の当たりにするのはとっても面白い。
人間が関与して、自分に都合のいい植物が優先的に育つようにコントロールしているのが農場ってワケだな。



0707180012不都合な存在・・その植物の成長を妨げるほかの植物だとか、食ってしまう虫だとかをどう排除するかが問題で、正々堂々と真っ向勝負してるのが無農薬有機栽培。
農薬撒き散 らすのは丸腰の相手を飛び道具で攻撃するよなもんだなぁ・・などと漠然と考えながら・・。

それにしても・・稲がすくすく育ってる水田の風景はとても美しい。日本にはやっぱり水田が大切。
ところで・・極にゃみ的には服装には全く無頓着なんだけど、今日はちょっとファッションにこだわってみました・・

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